第7話 【たどり着いた異世界は私の見ている夢だったので、寝たり起きたり24時間やすめません ( 仮 )】たちばなわかこ様
これは……や、やられた!
物語を書いていてそう思う作品を紹介してきた『べらんめえ』ですが、今回ご紹介するのも、まさにそういった作品です。
主人公は、寝ている間、別の世界に生きていて、そこで眠ると現実世界にもどってくる。
そのはずなのに、異世界(?)で眠れなくなってしまう。つまり、現実世界に戻れなくなってしまう。
序盤はこの謎がベースになって物語が進んでいきます。
作中で、眠ると異世界を訪れる人のことを「ベナンダンティ」と呼びますが、その由来もきちんと書かれていて、この辺でもう私などは惹きこまてしまいました。
主人公の少女は、異世界における名前「ルー」を名のり、冒険者になるため、ギルドの定めたチュートリアルをこなしていくことになります。
ところが、この主人公、ちょっと変わっていて、読んでいて次に何をするか予測がつかない。
彼女は、様々なチュートリアルを街の人からの助力と創意工夫で一つ一つのりこえていきます。
思わず応援したくなる主人公なんです。
そして、街の人たち、ギルドの人たちの優しさが心に染みます。
作者たちばなわかこさんが、「長いこと評価が低かった」と書かれていましたが、そんなことがちょっと信じられないくらい。安心して読める、楽しい作品です。
まだまだお話が続くようなので、それも嬉しいですね。
【たどり着いた異世界は私の見ている夢だったので、寝たり起きたり24時間やすめません ( 仮 )】
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます