198日目

「…しかし、魔物が多いな」森の中に入るとほぼ同時に、俺達は魔物に襲われた。明らかに尋常な生息数ではない。それこそ、誰かが魔物を意図的に集めているとしか思えない。「…そりゃあ、あの人が魔物を集めているんでしょうよ」ルメラが魔法を放ちながらげんなりした顔でそう言う。「つまり、ホミアは私達がこの程度の量の魔物には負けないと思ってくれているわけか。ありがたいな」リオナは魔物を切り捨てながら冷静にそう言う。いや…確かに俺達は強くなったから、この量の魔物でも対処できるのだが…それとは違う不安がある。と、そうこうしている間に…森の中に建造物が見える。どうやら、件の廃村に到着したようだった。

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