179日目

「…マジなのか」俺は思わずそう呟いてしまった。聞き込みをしたところ、ほぼ全員が魔王という存在を知っていた。その詳細な居場所はわからないらしいが、皆同様に口を揃えて言うのは…魔王といえば「自撮り」なのだという。実際、スマホを操作していつものアプリで魔王と検索してみると…妖艶な女性がかなり露出度の高い服を着た自撮り写真がいくつも出てくる。どうやら、その女性こそが魔王らしいのだが…いや、さすがにこれは人違いではないだろうか?そういう名前で活動しているだけだと思うが…とりあえず、俺はその情報を皆に知らせるために、再度の集合場所へ急いだのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る