168日目

俺達はヒメヨに言われるままに、王都の城へと連れて行かれることになった。正直、俺はこのヒメヨが本当に王女なのかどうか半信半疑だったが城に向かい始めると、さすがに本物だということを理解した。「あ、あの!」と、城へ向かう途中、ルメラがヒメヨに話しかけた。「はい?なんでしょう?」「その……王様って、どんな人なんですか?」ルメラの言う通り、確かにこの世界に来てそれなり経つが、俺達は王様というものを知らない。それこそ、イメージするのは威厳のある感じのおじいさんなんだが…すると、ヒメヨは俺達を安心させるかのようにニッコリと微笑む。「大丈夫ですよ。皆さんと同じ…スマホを使いこなすお茶目な人ですから」

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