160日目
結局、王都までの道は帰り道の方が大分短い日程で済んでしまった。俺はホミアのことを切り出せずに王都まで戻ってきてしまったのだが…「で、戻ってきましたけど、どうするんですか?」ルメラのそんな質問に俺は戸惑う。言われてみれば、ホミアをどうするのかばかり考えていて、何も考えていなかった。とりあえずは王都に向かえばいいのだろうか…「あ、あの…」と、背後から声が聞こえてきた。俺たちは同時に振り返り…唖然としてしまった。「あの…集会場の場所を教えてほしいのですが…」そう気弱そうに言ったのは金髪のぼんやりとした少女…そして、俺の目の前で魔物へと変化したヒメヨ、その人の姿だったのだ。
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