140日目

幸いにも俺が探している情報はすぐに見つけることができた。町にはまともな酒場も集会所もないので苦労するかと思ったが、歩いている何人かの人にその件について聞いてみると、簡単に教えてくれた。「キシュヘン」をしてくれるのはジョンズという人らしい。ただ、皆一様にそのジョンズに合うのはやめた方がいいと、渋い表情で言うのである。何か問題でもあるのだろうかと思いながらも、俺は教えてもらったとおりにジョンズの住んでいると言われている家へと向かった。ジョンズの家は町のかなり外れの場所にあった。見た目は廃屋に限りなく近い家で、人が住んでいるのかも怪しかったが…とりあえず、俺は扉を叩いだ乗った。

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