139日目
そして、俺達はルメラの言った町にたどり着くことができた。町はかなり寂れていて、歩いている人の数もかなり少ない。「本当にここに『キシュヘン』できる人間が住んでいるのか?」不安そうにリオナが言う。とりあえず、俺達は宿屋を探した。幸いにもかなりボロボロであったが、宿屋を見つけることができた。宿屋にまずはルメラを寝かせる。「とりあえず…情報収集かな」「そうだな…今度は、ナナシが行くか?」「ああ、リオナはルメラの側についていてあげて」俺とリオナは互いに頷き合う。そして、俺は宿屋を出た。町は見つけた。あとは…目当ての人間を見つけるだけである。「待っててくれよ、ルメラ…!」
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