97日目

「…リオナとルメラが一緒だと嫌だ?」明日にも出発しようという時、ホミアが俺の部屋に来て頼み込んできた。「お願いだよ…あの子達に内緒で依頼を達成させたいんだよね」…ホミアがしたいことは理解できるが…戦闘力ゼロのホミアと、戦闘力未知数(あまり期待できない)のヒメヨさんを守りきれるか…不安だ。だけど、ヒメヨさんの話だととりあえず、適当な魔物でも倒せればいいみたいな感じだったし…今の俺ならば大丈夫な気もする。「…いいけど、ホミアも一応戦ってよ」「え…ウチも?」「当たり前でしょ。俺だけでヒメヨさんを守れるかわかんないし、戦える状態にはしておいてって話」ホミアは渋々頷いた。だけど、本当に大丈夫だろうか…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る