51日目

道行く人に訪ねた所、街までは後少しのようだった。それにしても、ルメラはどうして俺とリオナに付いてきたのだろうか。夜になってそれについて聞いてみたが、なぜだかそれまで饒舌に話していた癖に、急に黙ってしまった。俺が不思議そうな顔をしていると、リオナがトントンと肩を叩く。「女には知られたくないことが一つはある」と言う。思わず俺は「リオナもそうなのか?」と聞くと、リオナも不満そうに黙ってしまった。女って…結構難しいんだな。

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