44日目

町を出てから、結構歩いた。リオナは全然疲れていないようだったが、俺は正直、結構疲れている。というわけで、久しぶりに今日は野宿となった。リオナと焚き火を囲んでいると、なんとなく、これからどうするのか不安になってしまった。違う街に行ったからといって、この世界のことがわかるのだろうか、とか…リオナに訊ねようと思って、そちらを向くと、既にリオナは眠ってしまっていた。その穏やかな寝顔を見ていると、そんなことを考えていると俺のほうが馬鹿らしく感じてしまったので、俺も寝ることにした。

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