45日目
「…誰か後ろからついてきているな」、夜になって、リオナがそう呟いた。俺は思わず振り返ってしまう。と、近くの岩陰に人影が見えた。少なくとも、俺たちを尾行している人物が相当隠れんぼが苦手だということだけは理解できた。どうするか、とリオナに訊ねると「放っておけばいい」と言う。俺はどうにも気になったが、確かに岩陰から出てこようとする気配はないし、危害を加えるのならばもっと早くに仕掛けてきているだろう。リオナの言葉に俺も納得し、そのまま眠りについたのだった。
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