誰にも言えない恋

銀の筆

目覚め

朝。。。。



      小鳥の囀りで目を覚ますと、


      カーテンの隙間から一筋の光。。。


      閉め切ったこの部屋の中には、


      いまだむせ返るような香り。。。


      昨夜の乱舞の疲れか、


      彼女は身動ぎもせず僕の隣で眠っている。。。


 


 付き合い始めてどれくらいの月日が流れただろうか。


まさかこれほどまでに彼女の虜になってしまうとは夢にも思わなか


った。最初はほんの出来心、ほんの少し癒してくれたら...。そん


な軽い気持だった。



数年前のある寒い日、仕事帰りに少し身体を温めようかと立ち寄


った店に彼女は居た。


 


   運命的出会いとはこういうことを言うのだろう。






 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る