第2話 私の中の悪い私

私は余計な一言が本当に多い。

言わなければいいではないかと思ったあなた、違うんです。

言わざるを得ないんです。

どうしてもいわなければいけないという、脅迫観念にも似た意識があるのです。


そんなわけで、現在は無職の私。

彼氏に働いてもらって生計を立てている。家計は苦しい。


家計が苦しいなら働けばいいじゃないかと、そう思われるかもしれないけれど、どうもうまくいかない。

障害のことは隠して面接をしても、なぜかわかってしまうのか門前払い。

一度、障害支援A型で仕事が決まりかけたが、支援員が気に喰わなくて暴言を吐いてしまいそのまま自分からやめるということをしてきた。


今思い返すと、発達障害だと知らなかったときに仕事していたところを辞めたのも、上司への暴言だった。

暴言が止まらない。


気分を落ち着ける薬を飲んでいる。

作用が強く、生理不順になり、かれこれ数カ月生理はきていない。

そんな強い薬を飲んでいても暴言は収まらない。


余計な一言、暴言。

我慢できない衝動。


私の中の悪い私が、邪魔をするんです。

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