昼ドラ
ひと昔前の昼ドラの展開。
「あなた、その女は誰なの!」
「落ち着きなさい。会社の部下だよ」
「それだけの関係?ウソよ。その女の香水の匂いが、あなたからしてるのよ」
「それは君の気のせいだろう」
「いや、信じられないわ。何とか言いなさいよ、この泥棒ネコ」
絵に描いたような修羅場ですね。こんな風にはなりたくないものです。
我が家のきなこお嬢様は、気まぐれで甘えてきます。キャットタワーの上からゴロゴロいいながら降りてきたと思えば、膝の上に乗って甘えてくるのです。普段、あまり甘えてもらえない私にとっては、至福の時間です。
そんな時に、きなこお嬢様が唯一、頭のあがらない娘が部屋に入ってくると、修羅場がはじまるのです。
「気のせいにゃ。私から膝に乗ったんじゃないにゃ」
「この男が無理矢理、膝に乗せたのにゃ」
そんなことを言いながら、私の膝から飛び降り、娘にすり寄ります。もう、私のことは完全にアウト・オブ・眼中です。どんなに声をかけても、寄ってきません。撫でようとしても、触るなとばかりに逃げていきます。
神さま、私はそんなに悪いことをしたのでしょうか?
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