猿の顔が破裂する夢。

猫店。

第1話


ラクダやなんかが

地面から出てきたり消えてったりしている


なにやらが地面に消える際、轍のようなものがみえることから

歩ける地面気質のものだが、出入りする際は軟化し、水のようになる仕組みなのかなと思う


好きなところから動物が適当に現れる動物園のようなところなのだろうとお見受けする



私の相棒は

片手で猿の頭を持ち、らくだに与えようとした

おふを鯉にでもあげるかのように軽やかにね


猿は頭だけの状態であり、大変巨大であった

少なくともそもそも顔のでかい私の頭よりも大きかった


そしてその猿の頭は、ラクダに与えようとすると

もう生きていないはずなのに、ラクダを丸呑みにした


捌きたての魚がピチピチしているような現象に似たものだと予想する


いやしかし、ラクダ生きているし、猿、頭だけだし、物理的にどうなってるの?と、思ってるあいだに、

猿の顔がみるみるパンパンになってきた


やばいそろそろ限界だ!

私は物陰に隠れると同時にダッシュで逃げた


猿の頭が破裂した

近くの清掃のおっさんが吹っ飛んだのが見えた


猿はもちろんのこと、あの爆破じゃ

らくだも助からなかったんじゃないかと思う


それよりこわかったのは相棒の安否である

もちろん、持っていた手は吹っ飛んだだろう


私は一目散にあなたを置いて逃げたわけだが

生きてくれていることを願うよ


おしまい


ありがとうございました。

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