ヴィーナス&ブレイブス〜魔女と女神と滅びの予言〜
100年に渡る、世界で最も"せつない"戦い
【基本情報】
[タイトル]
ヴィーナス&ブレイブス〜魔女と女神と滅びの予言〜
[ジャンル]
シミュレーションRPG
[発売ハード]
プレイステーション2
PSP
[発売日]
2003年2月13日(PS2)
2011年1月20日(PSP)
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【ストーリー】
アクラル世紀999年。
滅びの予言により、『最も邪悪なる魔』が目覚めると言われていた。
そんな予言を知らない人々は、ある日モンスターに街を襲われる。主人公のブラッドは『ゴーレム山賊団』を率いてそれを撃退するも、目の前に現れたさらに強力な敵に敗れてしまう。
敗れたブラッドの前に女神・アリアが現れ、滅びの予言をブラッドに授ける。そこには100年に渡って訪れる世界の災厄が書かれていた。
滅びの予言を回避するためにブラッドは世界中を駆け巡る――。
大体こんな感じのストーリーで、100年間に渡って戦い続けるお話です。
このゲームの特徴は各キャラクターに年齢がしっかりと設定されているところです。気になった方もいるでしょう。『100年も生きられるのか』と。主人公のブラッドは不老不死の体を持っているのです。なので、このミッションにはうってつけなのです。しかし、ブラッド以外は普通の人間。20年もすれば老いて死にます。
ブラッドは老いない体で、何度も仲間たちとの別れを経験していきます。もう、これだけでグッと突き刺さるものがありますね。
次に行く前に、販促用の映像を見ておきましょう。私は人生で、これほどまでに繰り返し見たPVはこれ以外ありません。
https://youtu.be/AmPFOItZ40g
(↑のアドレスで飛べない場合は、YouTubeで『ヴィーナス&ブレイブス PV』で調べると販促用ムービーというのがあるので見ていただきたいです)
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【ゲームシステムについて】
世界を救うために、自分の『ゴーレム山賊団』に仲間を加入させながら世界中を駆け巡ります。1歩で1日。365歩移動すれば1年です。1年経つと全員の年齢が上がります。個人差はありますが、若ければ強くなり、老いれば弱くなります。そして、寿命である場合は死にます。常に決まった最強メンバーはありません。主人公のブラッド以外は不老不死ではないのだから。
長い時間、共に戦った仲間には友情、愛情が芽生えることもあるでしょう。友情が芽生えた
次は戦闘システム。戦闘は横4×縦3のマスに7人の仲間を配置して敵と戦います。それぞれ特徴を持った17種類の職業の仲間を上手に使って戦おう。この戦闘システムの特徴は『ローテーションバトル』。基本的に最前列の仲間が攻撃し、その後に敵が行動する。これが1ターンです。1ターンが終わるとローテーションするかどうかの選択が数秒出ます。ローテーションすると最前列が一番後ろへ、2列目が最前列へ、3列目は2列目に動きます。これを繰り返し敵を倒します。
え? そんな数秒でローテーションするとか考えられないって?
この戦闘システムの特徴はもう1つあります。それは敵の行動パターンが全部わかることです。例えば、1ターン目に力を溜めて、2ターン目に強力な攻撃を放つ敵がいるとしましょう。1ターン目は適当に攻撃をし、2ターン目は防御力の高い仲間を最前列に来るようにローテーションしてあげれば仲間が倒れることはありません。このゲームの戦闘は、キチンと戦略を考えておけば100%負けることはありません。そのため、電卓必須とまで言われることもあります。
(電卓がなくても全く問題ありません)
ちなみに、戦闘で倒された仲間は死にます。復活とか、そういうのないです。他のタイトルでいうと『ファイヤーエムブレム』のような感じでしょうか。シビアです。人を大事にしましょう。
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【個人的な感想】
あまりメジャーなタイトルでは無いので、知らなかった人が多いかと思います。この機会に知ってた方は自分でプレイするか、プレイ動画なんかを漁ってみてください!
(個人的にはPS2版の方が良いかと思います)
世界観が素晴らしくて、本当に最高のゲームです。絵本のような語りに胸に刺さるセリフ。仲間との別れ。最後までやったことがある人はきっと心に深く残っていることでしょう。仲間には、それぞれ名前がちゃんとあります。プレイヤーは仲間を育て、強くなり、老いて死んでいく。何度画面の前でその名前を叫んだことでしょう。彼らは私たちの『ゴーレム山賊団』を支えてくれた、大事な仲間です。
前作にあたる『
以上です。
読んでくださった方。
ありがとうございました。
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