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  • 狭い部屋への応援コメント

    面白かったです。
    高校生なら誰もが共感する様な、至って現実的かつ青春の匂いがする主人公の過去を挟みつつ、突然戦争ファンタジーが始まる展開は非常に読んでいて鮮やかだと思いました。
    特に仮想戦闘兵器がコックピット内部から
    起動していき、街の中で動き出す描写は
    とてもカッコ良く、容易にその場面が
    想像出来ました。
    ミスリード、と呼ぶのか分かりませんが
    先述の展開が全く想像出来ず、もう一度読み返したくなる構成でした。

    然し一つ残念な点は、ケンジが画面の奥に
    居たと分かった辺りから、実は中身は主人公の敵でした、という所までが急に、理解が稍追いつかない程物語の時間の流れが早く、
    更に言えば此の短い話に主人公、平和賛成派
    反対派、工作員側、敵と五つも団体が出て来るのは話が複雑になり過ぎかも知れません。
    (僕の理解力が無さすぎるせいもあります…)
    此れでは恐らく読者は話を理解する方に
    引き取られ、単なる「物語」として捉える
    でしょう。作品の価値は急激に下がります。
    飽くまで個人的主観に基づいていますが
    小説も音楽と同じ様に、人に感情を芽生えさせて楽しむ、具体的に言うと情景、心理描写を魅せて愉しませる物だと思います。
    貴方も音楽を聴く時に、人の話し声や
    車の音だけでは嫌でしょう。
    (勿論其れが愉しませる時もありますが)
    後主人公が引きこもりっぽいという描写は
    要らないと思います。ストーリーに余り関わらない上に読んでて汚いです。

    説教臭くなってしまい申し訳ありません。
    ですが其の様な物語や綿密な設定作りは
    僕には出来ない物だと思うので
    大事にして、此れからも頑張って下さい。
    応援してます。
    お読み頂き有難う御座いました。