音楽鑑賞部の憂鬱と悦楽
光矢野 大神
第1話存在するかもしれないエピローグ
青春という言葉を聞いて真っ先に思い浮かべる事はなんだろう?
恋愛か?それとも楽しい部活動か?俺は後者だと思う。
少なくともこの部には、恋愛を大事だと思っている人間は、いないだろう。
みんな恋愛偏差値平均未満の俺を含めた青臭い子供しかいないこの部活で、恋愛の話は、タブーになっているのだ。恋愛よりも趣味に没頭する方が皆好きなのだ。そして部員全員、学校と言う社会集団からはみ出した社会不適合者となったら、1周まわってそれは楽しい部活動になると思わないか?
みんなと言っても部員は、4人しかいない。しかも4人中3人は、性格に難あり。残りの1人は、一般常識があるがひねくれ者の俺ぐらいだ。
バスケ部、サッカー部、野球部などの花のある体育会系の部活とは、程遠い文化部の根暗な部活として最近うちの部は扱われ始めているらしい。まぁ、明るくはないな・・・・・・。あと、まともでもないな・・・・・・。
そこは、認めるしかあるまい。
そんな部活の活動記録を今回書くことになったんだけど、普通の事を書いても面白くないので小説形式で書くことにしました。
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