第32話 彼女は悪童である

「ちょっと頭の中を整理したいから、もうしばらく救護してるよ。アタシの足だったらサマーダム大学まで文字通りひとっ飛びだしね」


 トルトーネ街の救護活動が落ち着き、サマーダム大学への出発を誘われたヴァルバラは更なる思考を希望した。頭の整理で数十年くらい停滞することにならなければ良いが、吾輩の懸念を察したかのように「ダイジョーブだよ!!」と舌を出した。


「随分、仲良くなれたようで。胡桃さんは善き相談相手になってくれましたか?」


「うん、もう色々はずかしいことまで引きずり出されちゃったよ」


「お前、人間だったらセクハラだぞ。犬だから許されてるんだからな?」


 吾輩の前に座り込んだ主が、じっと眼を覗き込んでくる。

 恥ずかしいという言葉から何か卑猥な事を連想したのだろう。度し難い男め。


 そんなこんなで、トルトーネ街でヴァルバラと一旦別れた吾輩達はサマーダム大学に辿り着いたわけだが、正門からは大蛇を思わせる長く曲がりくねった道が平たい断崖の上に建つ校舎に続いていた。お散歩コースだ。見ているだけで気分が高揚する。

 小高い丘を見上げると吾輩たちが召喚された小屋がまだ残っていた。

 柴犬の感性でも感慨深いものがある。それは主も同じのようで「帝国での日々はあの小屋から始まったんだな」と呟きながら吾輩の頭を撫でた。

 良い出会いもあれば血生臭いこともあった。心躍る闘争もあったし、これからも色々なことが起こるだろう。何せ世界の革新に最も近いのが吾輩たちなのだから。


「過去を振り返るには、あなたは若すぎると思うのだけれど」


「確かに。まだ自分は何も成し遂げてはいない。目標に向かって一歩前進する準備をしているに過ぎませんね。ただこの二ヶ月にも満たない月日は、あまりにも密度が濃く、こんな圧縮された日々を過ごしたのは初めてだったので」


「あなたが帝国と真剣に向き合った証拠ね。騒がしい国だけれど、わたしが生まれ育った国だもの、あなたの真剣な姿を嬉しく思うわ。とても」


 日本と違って死や不幸が珍しくない事であるかのように身近に蔓延っている。怠惰でいい加減な主でも生きる事に真剣になるのは、ある意味当然のことだった。


「貴女の命がかかっているんだ。こんな自分でも真剣になって当たり前ですよ」


「でも、わたしのために必死になり過ぎないで。過去を振り返っている場合では無いとは言ったけれど、まだ時間に猶予はあるのだから。足取りが遅くとも立ち止まりさえしなければ良いのよ」


「嫌ですよ。直前になって焦るより、さっさと終わらせた方が良いに決まっている。想定外でしたが不幸中の幸いにも大物の怪物を立て続けに殺して、より一層名前も売れた。この勢いを衰えさせずに魔人を潰して、氷の団を邪神復活に誘導させます」


 カトリエル女史と並んで歩く主の表情と口調、それから声色も穏やかだ。歩調もカトリエル女史に合わせて、余裕のある足取りだ。

 それにも関わらず、明らかに血気に逸っている。全身から放たれる闘気、或いは殺気。それとも魔力だろうか。まあ感知手段は別に何でも良いのだが、五感とは異なる感覚器官が主が前のめりになり過ぎていることを警告している事だけは確かだ。

 主は短気で、短慮で、短絡で、しかも横暴で、粗暴で、乱暴だが、それ以上に暴力性を覆い隠す程、怠惰で、いい加減で、見ようによっては穏やかな人間だと誤解を生むほど暢気な男だ。

 そんな男が強大な力を持つ巨大な怪物との連戦で、心身を突き飛ばすかのような勢いと激しさを持つ攻撃的な衝動に後押しされているように見えてならなかった。

 今の主は衝動を飼い馴らしているのでは無く、支配されている。きっと今までいい加減に生きてきた事による弊害だ。人生経験の不足。端的に言えば、幼稚なのだ。

 そんな主の稚気がカトリエル女史の心の中にある何かをくすぐったらしく、表情を緩ませた。あの鉄面皮が慈愛に満ちた聖母のような穏やかな笑みを浮かべている。

 主に「彼女の顔を見ろ!!」と伝えたくて「わん!!」と吠える。


「どうした、胡桃さん?」


 主が吾輩の方に視線を落とすが違う、そうじゃない。吾輩の愛くるしい顔なんぞ今は見なくて良い。

 あーあ、カトリエル女史がまたいつもの無表情に戻ってしまった。

 折角、主にとって良い物が見れそうだったのに。こういった間の悪さが主を間抜けたらしめているのだ。


「いや、いきなり吠えたと思ったら、なに人の顔見て深々と溜息を吐いてるんだよ、お前は」


「何か不審な物か人でも見つけたのかしら? 頭のいい子だし、無駄に吠えたりしないと思うのだけれど」


「どうでしょう。特に悪意や殺気は感じない。胡桃さんは頭が良いから嘘も吐くし、人をからかったりも出来ます。何かまた下らないこと企んでたんじゃないのか?」


 いやいや、主の想い人の貴重な笑顔を見る絶好の機会を逃さないようにと声をかけたのに主は猜疑に満ちた表情で吾輩の頬を引っ張り、滅茶苦茶に撫でまわす。吾輩が如何に忠義者であるか、まだまだ理解に乏しいようだ。嘆かわしい。やれやれだ。


「また溜息吐いて……これじゃ自分が的外れなこと言っているみたいじゃないか」


 肯定の意を込めて、一吠えする。


「こんにゃろ。バカにしやがって」


 主に敬愛を抱き、忠誠を誓うことと、主がバカであることは別の話だ。

 流石に主を頭脳明晰とは口が裂けても言えない。まあ身体の構造上、裂けてなくても言えないのだが。


「あなた達の仲が良いのは分かったから、少し急ぎましょうか。まだ距離があるし、日が沈んだら雪が降るわよ」


「そう言えば、あの小屋に召喚された時は冬の寒さを感じたんだよな。馬車で三日程度の距離なのに、ソウブルー要塞周辺と違って昼夜の寒暖差が激しいんですね」


「この地域の気候では無く、サマーダム大学の特色ね」


「施設その物の?」


「ええ、サマーダム大学は研究機関であると同時に学び舎でもある。その中でも魔術戦闘の技能実習では魔術行使の際に生じる魔力の残骸は気象を変えてしまう程の量が排出されるのよ」


「ソウブルー要塞やレーンベルク要塞の気候は安定していますが、衛兵や騎士たちは何処か別の場所で訓練を行っているのでしょうか?」


「まさか。帝国軍は一人千役を熟す万能を極めた一騎当千の猛者揃い。排出された魔力の残骸で気象を崩すなんて素人みたい真似はしないわよ」


「成程。それで魔力の残骸がどう作用して寒暖差を生み出す原因になるのですか?」


「魔力の残骸は熱と水蒸気を奪いながら大気を上昇する性質を持っているから、猛暑だろうが関係なく雪雲を作ってしまうのだけれど、自然の雪雲よりも遥かに低い位置に発生するから――」


「日没頃に完成した雪雲が雪を降らし、季節に関係なく寒くなってしまうと」


「だから雪が降らなかったり、積もった雪が翌朝まで残っていなかったらサボりと見做され、減点にお説教、山積みされた追加課題。最後に犯人捜しが始まるわね」


「世界と科目は違っても、学生の悩みは同じですね」


 主がくすくすと笑うが、笑いごとではない。

 召喚された時は肉球が一気に冷え、鼻先が凍るかと思うくらいの寒気を感じた。

 よくよく考えてみたら、あんな寒さを感じたにも関わらず、数日と経たずに野宿をすると判断したのは流石にお気楽が過ぎる。

 寒気の原因が気候ではなく、サマーダム大学の授業の性質によるものだったから良かったものの、主もそうだが、それだけ吾輩も混乱の渦中にあったという事なのだろう。

 あの頃に比べたら吾輩も危険な匂いには敏感になったし、魔術的な奇襲を受けても恐怖や驚愕で目を曇らせたり、思考を鈍らせる事も無くなってきたように思える。


「あなたが学生の頃は……真面目と不良の両極端な姿しか想像できないわね」


「まあ……教師受けは良かったと自負していますよ」


 主が曖昧な笑みを浮かべるが、カトリエル女史の予想は概ね正しい。

 極めて真面目で成績優秀。教師受けが良い一方で、大人たちの目の届かない場所では喧嘩っ早いことで勇名を馳せていたと同窓生の証言を得ている。

 両極端な姿を矛盾することなく両立させていたのが、この倉澤蒼一郎という男なのだが、何の脈絡も無く、唐突な襲撃を受ける羽目になるのがここ最近のお約束だ。

 想い人相手とは言え、のうのうとお喋りに興じている場合では無いのだが――特に何事も無く、普通に登山道の散歩を楽しんだ果てにサマーダム大学の校舎に辿り着いてしてまった。

 いや、それが当たり前なのだが、邪神ガエルの復活阻止を発端に始まった主の闘争は、あまりにも出来過ぎていた。

 強大な力を持つ怪物との闘争の場に偶々居合わせる偶然も、それが何度も続けば、主を英雄に仕立て上げようとする第三者の意志が働ているように思えてならない。

 連続する闘争が、何事も起こらずにサマーダム大学の校舎に辿り着いて、何の襲撃もなく、学長室までスムーズに案内された事に不自然さを感じた。


 …………吾輩も主の前のめり過ぎる衝動と同じで、帝国での日常が原因で陰謀論的な思考に憑りつかれていたかも知れない。


「借り腹の儀から解放されるには、まず封じられた邪神の名を特定しなくてはならない。特定の為に全ての邪神を討てば、最後に残った一柱が借り腹の儀によって封じられた邪神ということになる。理屈の上では確かにその通りだ。だが、あまりにも長く、過酷な旅路になる。当代の龍殺し、倉澤蒼一郎。如何に君が優れた戦士でも、全ての邪神を探し出して滅ぼすなど現実的ではない。邪神とは言え、神。世界からの批難は免れぬぞ」


 学長室でカトリエル女史が解放へ向けた進捗状況を語ると、ゴドウェイン・ゼマリノフ学長は厳めしい顔付で滔々と語る。身を案じる声色が滲み出ていた。

 師であると同時にかつての養父でもあったそうだが、表情と感情が一致していないところを見るに、確かにカトリエル女史に受け継がれている特徴と言えた。

 彼は彼なりに彼女を苛む呪いを解く手段を探していたようだが、久々に顔を見せた教え子が荒唐無稽な手段を、しかも男連れで用いようとしているのだから、帝国人の宗教観を差し引いても、厳しい顔つきになるのは当然のことと言えた。


「だから魔人を殺さなければならないのです。武を尊び力を貴ぶ。それが帝国人の心の在り方ならば、全人類共通の大敵たる魔人を討ち滅ぼし、自分の行動と意思が尊貴に値する事を証明します。それが彼女を人々の敵意から守る事に繋がるのですから」


「しかも、オライオンを――次期皇帝の最有力候補を殺すと」


 話題が変わった。邪神討滅を起因とする社会的批難の隠れ蓑とする為、魔人に戦いを挑むのは命を無駄に投げ捨てる無謀な行為にしかならないと警告しても、一切聞き入れないどころか、危険を危険と理解出来ないから、警告も理解出来ないし、そもそも警告されている事すら分かっていないと気付いたからだろう。端的に言えば、話を続けても意味を為さないと悟ったのだ。

 だから、オライオンを殺す事は帝位空席の期間を延ばす事になり、それはそのまま帝国人の心の拠り所を失わせる事に等しいと、覚悟を問うたのだ。帝位に就く気はあるのかと。だが、それは主相手には悪手だ。


「それは借り腹の儀とは何も関係ありません。陛下の暗殺から根差した自分の個人的な怨恨による欲望です。仇討ち、怨念返しです。彼女を借り腹の儀から開放することが最優先ですが、だからといってオライオンへの恨みが消える事は有り得ませんよ」


 主は丁寧な言葉を崩さなかったが、語気には僅かな荒さが漏れ出し、表に出すべきでない感情をゴドウェイン・ゼマリノフ学長に晒してしまった。

 オライオンを追い詰め、邪神復活に奔走させるのが真の意図だが、あの男は次期皇帝の最有力候補であると同時に、帝国に弓引いた反逆者だ。善と悪を極めて高い次元で体現する男を使って邪神を復活させるのは、帝国の宗教観のみならず、帝室蔑視にもなる。真意を開示するわけにもいかないので、主は己の感情を隠れ蓑に使った。

 主の言葉には語っていない部分があるだけで、嘘は一つも無い。

 主の強固な怨嗟が主軸にあるのだから、罪悪感や責任感を煽ったり、正論で主の考えを変えようとしても意味がない。ただの徒労だ。彼は主を見誤ったのだ。矛盾と欺瞞に満ちているのは何もオライオンだけの特権ではない。


「倉澤蒼一郎。君にとって闘争とは義務かね。それとも願望かね」


 ゴドウェイン・ゼマリノフ学長は漸く主の事を知るための言葉を口にした。

 今更遅いと言うよりも、仕方の無いことだった。きっと彼の言葉も模範的な帝国人になら何か響く物があったのかも知れないが、主には通じない。きっと奇異に映った筈だ。

 価値観の異なる異世界人なのだから当然なのだが、そうと知らなければどうしようもない。


「手段です」


 闘争その物に価値は無いと一刀両断にする物言いにゴドウェイン・ゼマリノフ学長は虚を突かれたかのように絶句する。


「自分はとても運の良い人間だと認識しています。何故なら物語と同じで、討てば全てが丸く収まる明確な敵が存在するのだから。その敵を殺せば諸々の問題が解決し、狂いそうになる程の強い感情の折り合いに決着がついてしまう。だからこの幸運を見逃さずに掴み取り、決して手放してはならない。殺さなくてはならないのです」


「魔人を殺し、邪神を殺し、オライオンを殺し、その果てには何を殺す気だね?」


 主が殺しを手段としている事は既に分かっている筈だ。

 だから、この質問はカトリエル女史を借り腹の儀から解放し、オライオンを殺して恨みを晴らした後、次の目的を決めているのか、未来を問うもので、今度は主が絶句する番だった。

 ある意味、当然だ。元から壮大な目的も無ければ、崇高な思想もない怠惰な現代日本人だ。怠惰という普通の性質を持つ人間が、目的達成の為の合法的な殺しという異常な手段を手に入れてしまった。

 そして、その殺しという手段で主は多くの怪物を屠ってきた。これからはその中に神々、魔人、次期皇帝――並大抵ではない存在と数の命を奪っていくことになる。

 全てが丸く収まった後で主が殺しという手段を手放せるのか、そもそも、『戦いはもう終わった』などと物憂げな顔で天を仰ぎ見て終われるのかと言えば、そんなものは不可能だ。

 これから主がしようとしている事は、英雄伝説を現代に復活させるも同然だ。


「目的を果たした後は力を封じ、市井に紛れたり、何処かの田舎に引っ込んで、凡庸な人間として生きていく――それが無理という事は理解しているつもりですよ」


「そうだ。君は力を示してしまった。これからも示し続けなくてはならなくなる。帝国の世界制覇事業が完遂され、戦争その物が失われてしまった時代で――――」


「取り合えず、顔合わせと挨拶は済んだし、行きましょうか。確か、魔人の復活周期を調べるのよね。全く、老人はどうでも良い話をさも重要であるかのように錯覚させて、都合の良いように他人を支配したがるのだから始末に負えないわね」


 そう言って、カトリエル女史が主の手を引き、退出を促すように腰を押した。


「あなたに英雄の素質が備わっていて、目的を果たす過程で英雄になったからと言って、英雄であり続ける必要性なんてないのよ。第一、力を示す事が強者の義務と責任だったら、弱者の義務と責任は何なのかしらね? それとも弱者である事の罪とでも言い換えましょうか?」


「カトリエル……お前はまたそんな露悪的なことを」


「そういう学長は相変わらず悪質ね。ああ、それと前に借りた帝国建国史記、返すわね」


「お前はまた勝手に……!!」


「別に良いじゃない。今の今まで書架から消えている事に誰も気付いていなかったのでしょう? だったら読んで活用できる人間の手元に預けた方が有意義じゃない」


 その涼しい顔に悪びれる様子は一切ない。

 僅か10歳でサマーダム大学の門戸を開き、二十歳にも満たない今ではソウブルー要塞職人地区の錬金術師組合の組長。優秀な生徒であった事は容易に想像できる。

 だが、優秀である事と模範的である事は、必ずしも相関関係にあるわけではない。ゴドウェイン・ゼマリノフ学長の口ぶりからすると知識を得る為なら規則違反も辞さない悪童であったようだ。

 借り腹の儀から解放され、普通に生きていくことを至上命題としているカトリエル女史が勤勉で模範的な、サマーダム大学内の正道に価値を見出す筈がない。

 彼女にあるのは原始的な生存欲求のみで叡智を誇らない。他の生徒や研究者とは視座が違う。それを理解しているからこそ、ゴドウェイン・ゼマリノフ学長もカトリエル女史の悪童っぷりに苦い顔をしても、半ば黙認するのが常態化しているのだろうと吾輩にも洞察できた。

 そして、その態度はカトリエル女史の無感情、無関心そうな態度とは裏腹に面倒見が良く、お人好しな一面は間違いなく、彼から受け継がれた事を洞察する事が出来た。

 養父のような存在だと聞かされていたが、事実、親子なのだろう。思ったよりも共通点が多い。そう思えば、彼女の学長に取る態度は、思春期の反抗期と言うより、我儘で甘えん坊の娘の物だと思えた。


 ――しかし、こうなると全く役に立たないのが男だ。


 現に主は、カトリエル女史の無礼な態度にしどろもどろになっている。

 以前、アーベルト殿に敵意を剥き出しにした時もそうだった。

 女に幻想を抱くような歳ではない筈なのに、自身が持つイメージと違うカトリエル女史の姿を見ると慌ててしまい、何も言えなくなるのが主の悪癖の一つだった。


「この本の貸し借りと同じで別に良いのよ。あなたが目的を果たす過程で、大衆が勝手に歓ぶ結果になったとしても知った事ではないでしょう? だったら、あなたが戦いから離れて過ごす事で大衆の不興を買ったとしても同じように知った事ではないのよ。戦いたければ戦えば良いし、戦いに飽いたら……そうね。田舎にでも引っ込んで田畑でも耕しましょうか。強者の義務なんて物は弱者の願望でしかないのだから」


 カトリエル女史は表情一つ変えず、淡々と語るが、その内容に一貫性は無く、次々に論点をすり替え、議論の的を絞らせない。ゴドウェイン・ゼマリノフ学長と同じ手口だ。つまるところ彼の薫陶の賜物なのだろう。とんだ悪童もいたものである。

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