ジャンクアリア

赤津雅人

第一話 エース

遠くない未来。 単純な仕事はAIやロボット、つまり機械が大半を占める。そのため向上心のない者は職が見当たらなくなった。そうした者どもは平凡で平坦な人生を送る。才能で食べていける者との裕福の差が広まる世界になっていた。


そんな時代の、平凡な世界で生きる青年がとある“命”に出会う




日本の東京都。都市の中心部にはビルが林立している。外国の人はもちろん、行き慣れていない人であれば迷うのは必須だ。歩く人々は高価な物を纏い、自由気ままに仕事をする。

この世界で稼げる仕事、それは芸術家以外なかった。単純な作業、新たな発想を必要としない仕事は全て機械化された。つまり、新たな発想を展開していく芸術家だけは機械に邪魔をされない。能動的に生きている。そして人々はそれを最高のエンターテイメント、または商品としている。


打って変わり、郊外の瀬田ノ市。そこは芸術家や表現者になることを放棄した者、興味がない者が集まっている。受動態で生きているものたちだ。芸術家を遠い存在として見ている者もいる。

決して明日食べるものもない貧困ではない。21世紀初期から大して変わらない街並み。何かが発展するわけでもなく、衰退するわけでもない。そんな市は他にも沢山ある。

瀬田ノ市に機械を修理するとある店がある。機械化が進んだ世界といえ、機械を直すには人間の手が必要だった。機械の修理を機械が。とできるが、結局は人間が無ければ機械は産まれやしない。最近は、機械を直す機械、を直す機械…と広がっていき、人間の手も減っていった。


向坂さきさか。 昨日頼んでおいたバイクは?」

「外の駐輪場に置いてある。 金はそこの机に置いといてくれ」


近所の人間が小さい修理を任せる、この店唯一の従業員。オールバックの長髪、明るい茶髪の青年。向坂響さきさか きょう。電子タバコを加え、やる気のなさそうな顔から、昭和と平成の間、日本で流行っていた不良に似ている。


「向坂! まーたバイク壊れちまった!」

大型バイクが店の工房に入ってくる。

「今日もバイクの修理かぁ」


機械の性能が良くなり、壊れることも少ない時代だ。しかし、安い物は相変わらず質が悪い。そして、向上心のない奴らにとって唯一、能動的にやる行為が旅行だ。昔に比べ、人々の旅行や遠出の回数は増え続けている。

そのためバイクや自転車、自動車系統の修理は絶え間ない。


「この材料は奥の方にあるな」


響は工房の倉庫に足を運ぶ。壊れている自動ドアを両手で踏ん張りながら開ける。

油のキツイ匂いがする倉庫。窓を開けていても壁に染み付いている。目当ての材料は棚の一番上だ。足場を持ってくるのが面倒なので、背伸びで掴もうとする。


「どわっ!」


バランスを崩し、棚に倒れる響。その衝撃で棚が倒れる。 大した重みはないため怪我などはしなかったが、物が床一面に広がる。窓から差し込む光に埃が反射する。


「そろそろ整理しねぇとなぁ。 一人でこの仕事してから片付けとか…」

「何事デスか⁈ 出してくダサ〜イ!」


床に広がった物の間から声がする。この倉庫には響しかいなかったはず。広がる荷物も人が埋もれるほどではない。しかし聞こえるには確実に子供の声だ。響は急いで荷物を退ける。


「プハー! ビックリしマシた! 昼寝にいい場所だったと思ったんデスけどね」


飛び出てきたのは手足がついた球状のロボット。猫みたいに耳が生えている。目元だけが画面で表情が表示されている。機械に詳しい響だが、このモデルは見たことがない。何かのキャラの様に見えるがわからない。


「アレ? アナタどちら様デス?」

「さ、向坂響」

「キョウ! 覚えマシた! で、ここどこデスか?」

「俺ん家だよ。 つーかお前ロボットみたいだけど、どこのAIだ? 製造元は? 宿主は?」


野放しにされているロボットはいる。それは社会問題になっている。しかし、受け答えのできる高度なAIを持ったロボットは野放しにはされない。何故ならちゃんと管理主や宿主、製造元の記録があるはずだからだ。もし壊れてしまっても、すぐに管理主が処分するはず。または壊れる前にAIが察知して自ら処分を選ぶからだ。


「ワタシですか? ワタシの名前はエース! トランプのエースと一緒デス。 宿主とか製造元とかはなんデスか? ワタシは自由にお昼寝場所を旅してマスよ」

「は? そんな訳ねぇじゃん! じゃあお前どこで産まれて、どこで電気食ってんだ?」


響はフヨフヨと光の羽で浮くエースを捕まえる。


「ギャー! スケべー! 」

「スケベも何もお前ロボットだろ」

「ロボット差別〜!」


しかし、くまなく見ても製造元、管理主の記載がない。品番くらいあってもいいだろうと、接合部分など目を細める。無い。完全に記載されていない。


「本当に無い…」

「モ〜。 ワタシ、初めて恐怖を感じマシた…。 キョウ、お腹すきマシた。 ワタシの体を勝手に触ったんデスから、それくらいくダサい! 」


エースは駄々をこねて人間に命令する。体を触る時に反抗は、防衛反応として理屈がつくが、ご飯をくれ!と、声を荒げるのは作られたロボットしておかしい。どれだけ高度なAIが作られても、人間命令するのは例を聞いたことがなかった。基本は人間に従事するはずだ。


「悪りぃ。 なんかロボットらしく無いというか、見たことなかったからよ。 こういうタイプは。 腹減ったって、電気でいいのか?」

「そんな不味いのより、ワンダグレープありマス?」

「ワンダグレープ⁈ あれ普通の飲み物じゃんか!」


ワンダグレープ。世界中に広く飲まれている炭酸飲料のグレープ味。もちろん人間が飲む用の飲料水だ。


「フッフーン。 驚いてマスね! 私は液状なら何でも飲めるのです! 固形は食べれマセんが。 そして! ホラ! 早く持ってくるのデス! 無い訳ありマセん! だって私はちゃんと確認しマシた! だってこの倉庫には飲料が沢山ありマシた!

キョウ! アナタのお仕事分かりマスよ! それはーーーー」





陽が落ちた東京都。都心は輝きを消すことなく、煌々と活気づいている。夜のコンサートに行く者、一つ一つが芸術品の様な料理を作るレストランに行く物、光のアートを見に行く者。ジャンルは違えども皆、芸術を行い、芸術を観、聴く。

そして、都心を照らす、天まで届きそうな巨大なタワー。『エーゲタワー』だ。海上に作られた白く美しいビル。まさにそれが一つの芸術品として存在している。中はホールや会社など、多目的に使われている。

エーゲタワー中間にある展望台から、子供のように情けなく光る郊外が見える。


郊外の瀬田ノ市では、テレビを受け身で見る者、少し金がある者は僅かに開いている居酒屋やバーなどに入る。飲食店はほとんどロボットで運営している居酒屋やバーも殆どはロボット運営だ。そちらの方が安い上に、提供が早い。高度なAIはこの郊外には無いため、ロボットは受け答えしないからだ。命令された通りに動いている。

郊外は決して治安が悪いわけでは無い。警察は勿論いる。ちゃんと人間だ。人々も好戦的では無い。上から降ってくる芸術を見て面白おかしく生活している。ただ貧困なだけで、教養もテレビやネット番組から流れてくる。要するに21世紀初期から時間が止まっている世界なのだ。


大半の飲食店の運営がロボットである。しかし、いくらAIが高度になったと言えども人間が行う駄弁り、中身のない話、雑談はできない。それを満たすために、生身の人間が運営するお店がある。

響が経営するバー『アクロポリス』。名前は何となく思いついたと本人は言う。昼は一階の修理部屋で機械の修理。夜は地下のバーで働いている。響は金に困っているわけではない。やる事がなく、仕方なく始めた仕事だ。


「へー。 こいつが人間のものを飲むロボットかぁ」


ワンダグレープを恐らく口の位置であろう目元の画面下からストローを入れてエースは飲んでいる。それを金髪の青年が興味津々で眺めている。手元には書きかけの脚本がある。

クロッツ・ハニガン。青い目、アスリート選手のようなしっかりとした身体つき。このアクロポリスにいる時はスーツを着ている。


「目元が画面ってことはさ、顔文字とか表示できるのか?」

「もちろんデス( ^∀^ )」

「あははは!」

「( ・ω・)」

「ははははっ!」

「*・゜゜・*:.。..。.:*・'(*^Σ^*)'・*:.。. .。.:*・゜゜・*」

「な、流れてる! ははははっ!」

「クロッツ、これあっちの席運べ」

「はいはーい」


クロッツはテーブル席にいるお客に仲良く会話をしながら、お酒を提供する。

響はカウンターの内側でお酒を作り、混ぜる。芸術性微塵もないただのつまらないお酒だ。クロッツはこのお店の従業員ではない。世界を放浪している売れない劇作家だ。


「響、なんか客さんがお前のピアノ聞きたいって」

「え? 昨日もやったんだけど。 お前がやったら?」

「え〜」


クロッツは星のように輝く棚を指差す。


「別に一杯くらい良いよ」

「おっし、サイドカーよろしく」


クロッツはバーの端に置かれているグランドピアノに向かう。このバーは決して広くない。十人前後しか入れない小さいバーだ。しかし、お構いなくグランドピアノが置いてある。手入れもされており、響がたまに弾くらしい。それを目当てに来るお客もいるくらいだ。何故、ピアノを弾いているのかは特に公開していない。趣味だと言い張る。金を取る気もなければ、何かパフォーマンスをするわけでもない。

郊外と雖も、芸術はメディアを通して伝わってくる。それを見て真似する者はいる。しかしプロにも芸術家にもならない。又は、なれないからここに居る。それが大多数である。

クロッツは劇作家で、自分でも演劇することがある。俳優も兼ねているのだ。ピアノも勿論弾ける。響に変わって最近は良く弾いている。譜面どおりしかできないが。


「お客さーん。 何聞きたい?」

「この前ネット番組でやってたやつ良かったな」

「なんだっけ。 シビレウス?」

「シベリウスか?」

「そうそう! それの何とかの木」

「響〜、シベリウスの譜面どこ?」

「右棚の上から3つ目の段あたり」


グランドピアノの横にはクラシックから現代音楽まで譜面がびっしりと詰まった棚が連なっている。

クロッツはシベリウスの『樅の木』を弾き始める。プロと変わりのない情緒ある弾き方。白くしっかりとした指が、白と黒の鍵盤上を滑らかに移動する。


「お上手デスね。 プロになれるじゃないデスか?」

「あいつはピアノじゃなくて劇作家が良いんだってよ」

「フム、よくあるあれデスね。 上手いのとやりたいことは違うト」

「あとお前、飲むのは良いけどそれどこに消化されてるんだ?」

「そうデス! 言い忘れマシた! 私は液物を燃料に変換できるだけでなく、フフフ」


エースはカウンターに座っていた男女二人に元へ、光の羽で飛んでいく。


「なんだい? 新しい子はロボットかい?」

「私はエースと申しマス! それでデスね、私の耳の先にお顔を近づけてみてクダさい」


エースの機械耳にお客二人が顔を近づける。


「なんか、気持ちいい感じするけど」

「あれだ、滝の近くにいる感じだ」

「そーデス! 私はマイナスイオンに変換できるのデス!」

「空気清浄機も兼ねてるAIロボットか! 最近流行ってるよなぁ」

「私たちも買わない?」

「べらぼうに高いぞ。 なーんにも作らない俺たちには買えないって」

「エースちゃん、見た目も可愛いし、体にもいいのね」

「エッヘン」

「かわいい〜。 触り心地はおもいっきり鉄って感じだけど」

「(´・x・`) 」

「あ、これつけてみていい?」

「いいデスよ」


女性は鞄からリボンを取り出す。それをエースの耳元に乗せる。


「きゃ〜! かわいい〜!」


撮影会が勝手に始まる。男性の方も楽しくなってバンダナを巻いたり、完全に着せ替え人形状態になっている。


「かわいいのか? 女性とかはやっぱり猫耳とか好きなんだな」

「響、この子さ、雑談できるよ? 本当にロボット?」

「分かんね。 たまたま見つけたロボットだから」

「私は自我を持っていマスから! この世に存在するロボットのそれよりも優れているのデス」

「目元が画面ならテレビ流せる?」

「もちろんデスよ。 電波も受信可能デス。ですが、電気消費量が多いので嫌デス」

「やってよ〜。 電気ならいっぱいあげるから」

「嫌デス。 電気消費する行為は疲れマス。 いくら飲んでも疲れるのは疲れるのデス」

「もう。 お願いだって」

「嫌デス! 私を着せ替え人形にした上に、何かシロ〜なんて嫌デス! わがままデスね! 私はおもちゃじゃありマセん!」

「きゃっ」



エースはお客の腕の中で暴れる。置かれたグラスを倒し、無理やり抜け出す。そのまま響の背後に隠れてしまう。お客二人はこんなに拒絶されるとは思っていなかった。基本的にロボットは人間に反抗しない。防衛反応が働いた場合は人間へ害が残らないように大人しく離れるはずだ。又はそのまま電源を落とす。しかしエースは暴れた。人間の子供のようであった。


「エース、あんまり客をおどかすな」

「~:-( 」

「こいつ、外国の顔文字も知ってるのか…。 じゃなくて、怒るのもわかるが食いもんを粗末にするな」

「痛イ!」


デコピンをして痛いと反応する。中にでも人が入っているかのように生々しい言動をするエースに、お客二人は不気味さを感じる。無理もない。こんなリアルに人間と接し、反応するロボットは類を見ない。


「響、そいつの持ち主いないの?」

「いない。 何も記載も記録もないらしい」


客の男はエースから響を離し、耳元で話す。


「となると、不味いんじゃないか? 違法じゃないか」

「と言われもねーもんはねーからなぁ」

「警察に渡さないのか?」

「嫌がった。 『私が何故警察に通報されなきゃならないんデスか! 立派な自立できているロボットデス!』ってよ」

「うーん。 まぁ実際に会話しない限りただのロボットだしな。 公にバレない限り…」

「え? ごめん、もうネットにあげちゃった」



ピアノの音だけが響くバーに、鈴の音が重なる。店の入り口に視線を向けると、明らかに場違いな男が立っていた。クロッツも手を止め、ピアノから顔をこちらに向ける。

顔半分に火傷跡、光を反射しない黒髪。キレのある目つき。鷹のような人物だ。


「客さん、じゃねーよな」

「突然失礼する」

「アー! こいつ! 嫌デス! 嫌いデス!」


エースは机の下、天井の棚、お客の間をぬう。男は追いかけていないが、エースは怯えて盛大に暴れる。


「おい! エース! 俺の店汚すな! 飲みもんやらんぞ!」

「ナ⁈ それは困りマス! ようやく飲料水が飲める場所にありつけたんデスから!」


エースはクロッツの頭に掴まって落ち着いた。男は響に首に下げていた名札を見せる。


「私の名はレオ・カルティエ。 株式会社エーゲの社員だ」

「エーゲ? あの国際的にもトップな会社が何の用で」

「わかるだろ。そこの高度な知能を持つロボットだ。

ネット上に上がっていたのを見つけたからな。 即急に連れて行くぞ」

「響! 私はソイツに着いていきまセンよ! 嫌イヤ〜!」


大泣きする子供のように、エースはクロッツから離れない。


「あいつは確かに今のAIでは考えられない反応をしますけど、連れて行く理由はやっぱり製造元が不明だからですか」

響は丁寧に話すが、レオは不機嫌そうな顔を変えない。むしろその表情が生まれつきであるかでようだ。

「それはおまけの理由だ。 主な理由はそいつが一番わかっているだろう」

「フーン! 私のせいなワケないじゃないデスか! バカバカ! 帰れ帰レ〜!」


ため息をつき、レオはエースに近づく。もちろんエースは逃げようとする。レオは懐から柄を取り出す。手のひらでちょうど握れる柄は、起動すると光の銃口、撃鉄、そう、光の銃が形成された。対機械用に作られたこの銃から放たれる光弾は、ショートを誘発する。『ドゥームトレーサー』。

そのハンドガンは万が一暴れたロボットをショートさせるために開発された武器だ。国家資格を持ち、訓練を受けた人間だけが配布され、所持できる。つまり俗にいう選ばれたエリートな人間しか持てない。

ドゥームトレーサーの光弾を容赦なくエースに放つ。


「ギャ!」


エースは床に鈍い音を立てて落ちる。


「お前は、我が社のAIの中枢であるデータを盗んだ。 大罪だ。 無理にでも連れて行くぞ」

「イヤ〜!」

「ちょ、ちょっと待てよ!」


響がエースとレオ間に入る。


「企業秘密を持っているんだ。 邪魔するな。 半国営のAIデータを持っているんだ。 万が一でも合ったら世界に問題が起きる」

「嫌がってるじゃんか! もっと丁寧につれていけよ!」

「それも計算済みかも知れんぞ。 こいつの自我など私たちにはわからない。 ロボットに感情があると勘違いするのは人間だけだ。 ロボットに感情などあるわけないだろ。組み込まれた返答を行なっているだけだ。 もしも、本当に意思があるかどうかはこちらで調べる」


ハンドガンを響に向ける。


「なっ、お前! それを人に撃てば、お前がムショ行きだぞ!」

「私は大丈夫だ。 警察の世話にはならん。

撃つぞ。 そこを退け」

ドゥームトレーサーの光弾はもちろん電気同様、人間が食らえば感電する。

死ぬまではいかない。軽傷ほどに最近は改良されているが、それでも危険である。


響は退かなかった。エースがデータを盗んだとしても、レオの態度が気に入らなかった。ドゥームトレーサーを容赦なくエースに放った。人間に変えれば、拳銃で打つのと何ら変わりのない行為である。

響はエースの反応が妙に生々しく感じていた。仕事として様々なAIを見てきたが、エースの様な子供をそのまま機械にしたAIは見たことない。ここまで怯えるエースを「機械だから」と一つ蹴りにするレオには渡したくなかった。


数名の客が見つめる中、薄暗くて静かな空間。その中に、光弾の一閃が響の目に映る。


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