ダニーデン3日目

朝から曇り空

しかも寒い


とりあえずユ〇クロのスエードなタイプのヒートテックが本当に役に立ちました


まずはバスに乗ってダニーデン植物園の近くまで

今日はのんびりと市内観光です


まず向かったのは世界で一番急勾配な坂「ボルドウィンストリート」へ

なんとギネス認定の坂道です


ダニーデンは坂道の多い街で、ぶっちゃけ泊っているモーテル近くにも「え、なにこのすごい坂道」みたいな坂があるんだけど、それよりもすごい坂ってどんなよ?と思い、行ってみることに(暇だしね)


バスから降りて歩いて坂を上ること数分・・・・

あ、これなんか違う道だ・・・


と、方向音痴なわたしの勘が告げている


ちょうど前方からアジア系の人が来ている、ようし、あのおねーさんに聞いちゃおう

「えっと・・・(説明)」

「〇〇ストリートはここじゃないわよ」(地図無くしたので割愛)


マジか・・・(つーかやっぱりか。聞いてよかった)


そんなこんなで韓国出身のおねえさんとしばしお話しながら道を歩くことに

なんでも旦那さんがオタゴ大学に留学するからってことで昨日到着したばかりなんだって


そんな来たてほやほやな人に道聞くとか

わたしの方向音痴さ加減どんだけよ・・・。そして本当にありがとう。こんなわたしに親切にしてくれて


結構長いこと歩いて(もちろんお姉さんとは別れた後)、え、ほんとにこの先にそんな坂あるの?と半信半疑になったときにようやく噂のストリートに出会うことができました


看板もちゃんとあります

「World's Steepest Street」 Baldwin St


ホントに急な坂道でした


そして割と人が多い

みんなここ観光スポットとして認定しているようです


撮った写真だと分からないんだけどね

一苦労して登って、見下ろすと


軽くジェットコースターくらいの角度があります


なにがすごいって、ここ、車が上るし下りるんだよ

すごくない?

度胸試しですよ、この覚悟


ひとしきり堪能して、植物園をチラ見したりしながらオタゴ大学へ

博物館もあって、そこ併設のカフェにてパスタランチ


このあとどうしよう・・・


ラーナック城はあきらめたけど、せっかくだからオルベストン邸は観ておきたい


よし、じゃあ行くかと、えっらい急な坂道を登って行ったよ、オルベストン邸へ

19世紀から20世紀初めにかけて貿易で成功した一家のお宅なので、「あ、そうだよね。昔のお金持ちは馬車とかあるもんね。歩いて登らないよね・・・」という理由のもと、丘の上に家があろうともわたしのような苦労はしなかったんだよね、きっと


さて、そのオルベストン邸はガイドツアーでのみ館内見学ができます

内部の撮影は禁止です


19世紀後半から20世紀初頭、当時の最先端のお屋敷です

規模としては、そこまでの敷地面積ではないけれど、それなりに大きな邸宅という感じ


どんなだ、と思われるかもですが、前庭と車寄せ、屋敷の奥にはガレージとか温室とかキッチンガーデンとか庭がある感じです


とにかく、ここのお屋敷見学が一番楽しかったです


なにせ19世紀ですよ!

19世紀の、お屋敷が保存されているんです


しかも、貴族の邸宅ではなく、裕福な商人クラスの邸宅が


もうこれはリアル資料ですよ

わたし、この時代をモデルにしたお話とか書いているんで、マジにテンションがおかしいことになっていました


ダンスパーティーも開かれていたという階段ホールに、食堂に図書室、応接間が一階にあって、二回にはビリヤードルームや主人用の寝室や子供部屋に浴室など

当時最先端のシャワーとか、いやもう、よだれ出ちゃうよくらいに目が釘付け


しかもね、寝室のベッドのすぐ近くにはメイドを呼ぶ紐とか垂れ下がっているんです


朝起きてベッドからでることなくメイドを呼べちゃう、

まさに主人一家の特権ですね


台の上には大きな水差しと水入れボウルが

これで顔洗っていたのかな~とか、ベッドを温めるための道具とか置いてあるし


一階の使用人スペースには、どこで主人一家が自分たちを呼んでいるのか分かるプレート板もあったし、キッチンも当時のままだし


もうここ天国か

ってくらい素敵な資料館でした


ああお宅訪問幸せすぎだった


外が寒すぎるとかそういうのも忘れられる

来てよかったダニーデン


とまあこんな感じで一日が過ぎて行きました



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