第5話 正しいファーストギターの選び方

 エッセイらしいものといえば・・・

 マンゴープリンさんの自主企画「架空の実用書」に参加した作品なんですが、ちょっと気に入ってるので、こっちにも転載します。


************************************************************************


 こんにちは。


 柳沢きみおさんの漫画「大市民」でこんなことが書いてました、

「ギターは女の子と一緒なんだよ。」


 素晴らしい!その通りです!感動しました!


 ということで、この言葉に乗っかり、正しいファーストギターの選び方を男性の皆様に伝えたいと思います。

 申し訳ありませんが、前提条件が上記の通りなので、女性の方(一部の百合な方除く)には参考にならないと思います。ごめんなさい。




 まず大事なのは、外見です!

 そりゃね?「人間顔かよ!」って言われたら違うかもしれませんが・・・

 初めてなんです!あなたはギター童貞なんです!


 そりゃあ知ってる人や楽器店の店員さんたちは「音が云々」「弾きやすさが云々」など言うでしょう。

 そりゃそうです!この人たちは、彼女達ギターとの付き合いが長いですからね。えっちも何回もしてるし、彼女達ギターにどれだけいい声を出させるかの方法論もいっぱい持ってますよ。ヤ〇〇ン野郎ですよ。はい。


 でもあなたは穢れなきギター童貞なんです!


 音が云々だぁ?

 あなたは彼女達ギターとお話をしたことがないですよね?

 弾きやすさが云々だぁ?

 あなたは彼女達ギターとえっちどころか、ネックを握ったこともないですよね?


 そういうことです。

 「あの子可愛いから大好き♡」でいいんです。

 だって童貞なんだもんっ!


 ただし、音に惚れる場合もごく稀にあります。

 いい音楽を聴いて、それを解るいい耳を持っている童貞

 性癖では「声フェチ」になるのでしょうか?

 こういう位の高い童貞は、もうすでに彼女達ギターに脳内を犯されているのです。

 彼女達ギターの声でしかイケない上級者童貞は、しっかりと楽器店で試し弾きをして、初めての彼女ギターを選んで下さい。




 次に、お金の問題です。

 基本は、

 彼女ギターとの初デート(支払い)でカードとか使ってんじゃねえよ!

 (しかも分割(笑))

 見栄を張れ!童貞だけど男だろ!


 ということで・・・

 私的には、学生なら10万円以下、社会人なら20万~30万円以下が妥当だと思います。

 「高いの買ったらサボれない」という意見にも一理ありますが、限度があります。

 ギター童貞が50万円とか100万円のギターとか買う?はあ?お前絶対悪い楽器店員おんなに騙されてるよ!

 いい顔している彼女達ギターは値段も高いのですが(最近5万円くらいでも外見の素敵なギターはありますが)、いくら童貞といっても甲斐性の範疇で付き合うことは大事です。

 50万円とか100万円の彼女達ギターは童貞にとって遠すぎます。

 握手券を手に入れてやっと会えるアイドルや、つぎ込んでやっと同伴できるキャバ嬢より遠いです。

 「甲斐性の範疇で付き合うこと」

 なので、学生さん童貞ならバイトで頑張ればなんとかなる金額

 社会人童貞なら、働いて1年ぐらいで無理なく貯めれる金額

 (職業や年齢差があるので、幅を設けました。)

 そこを考え金額設定しました。


 そして重要なこと

 「自分の金で彼女ギターを手に入れろ!」


 親の金?はあぁ?

 それで彼女ギターが喜ぶか⁉

 お前なんかギター童貞じゃねえ!単なるクソ童貞だ!

 リアルでも一生童貞して召喚魔法でも習得してろ!


 一生懸命金貯めて手に入れた彼女ギターは最高ですよ。

 作者わたしなんか、十数年前にボーナス全課金で買った初めての彼女ギターが未だにマイギターです。

(アコギだけですが・・・・エレキとベースは若い娘に乗り換えてます。はい。)

 アコギと結婚してるな、俺!




「ギターは女の子と同じ」

 この言葉を胸に、今から彼女ギターと付き合う童貞の皆様、頑張ってください。

 たとえ、初めて惚れてしまった彼女ギターが・・・

 フライングVやファイヤーバードの様な変態的な彼女ギターでも

 バ〇ド〇の花〇た〇モデルの様なヲタク系の彼女ギターでも

 ジャズマスターの様なBBAな彼女ギターでも

 惚れちまったもん勝ち!だって童貞なんだもんっ!


 単に童貞童貞言いたかっただけかもしれませんが・・・


 God Save Theギター童貞‼ 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る