私、シュワワちゃんエクストリーム
ツヨシ
第1話
部屋でまったりごろついていると、携帯が鳴った。
見ると画面には非通知と表示されている。
俺の携帯は非通知を拒否の設定にしているので、非通知電話は着信音が鳴らないはずなのだが。
てなことを考えているうちに、俺は習慣で電話に出てしまった。
「もしもし」
「もしもし、私、シュワワちゃんエクストリーム。今、○○にいるの」
――どわわわわーっ!
かかってきやがった。
あの女の子から。
半年ぶり?
いや、それ以上か。
見ると電話は切れていた。
――そういえばなんか言ってたな。シュワワちゃんの後に。えく、えく、なんとか。
考えていると、当然のように再び着信音が聞こえてきた。
見ればやっぱり非通知だ。
俺はもう一度出てみることにした。
「私、シュワワちゃんエクストリーム。今、○○にいるの」
えくすとりいむ?
なにがエクストリームだ、このやろう。
ふざけやがって。
ここで作戦変更。
俺はもう非通知の電話には出ないことにした。
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