対応の悪い役場の人とマトモにお話する方法。

かとも

対応の悪い役場の人とマトモにお話する方法。

 決して、役場の方全てが、腹立たしい訳ではありません。むしろ、親切に対応してくださる方の方が、圧倒的に多いと思います。

 でも、中には、公権力をかさに着てえらそうに冷たくあしらう方もいて、そんな方に当たる不運も、まれに起こってしまいます。

 特に、福祉サービスの申請などで、『支給してやってるんだ!』という風な上から目線で、『贅沢言うな!甘えるな!』みたいな対応をされると、とても腹立たしい気分になります。

 

 こういう時に、効果のある対処法です。


  最初が、肝心です。

まず用事のある部署で用件を告げ、話を聞いてくれる担当者もしくはその部署の方と向かい合った時、名札を確認しましょう。

「◯◯さんがお話を聞いてくださるんですね、よろしくお願いいたします」

もし、担当者が名札を付けてない場合は、自分から名乗り、相手の名を尋ねます。

「わたくし、XXと申します。失礼ですが、お名前は?」

名前を訊いたら

「◯◯さんがお話を聞いてくださるんですね、よろしくお願いいたします」


 最初に、必ず相手の個人名とご挨拶。


 そのあと、本題に入ってからは、相手の個人名を頻繁に使いましょう。

 特に、対応の悪い方にはしつこいぐらいに。


「◯◯さんは、できないとおっしゃるんですか?」


 他の自治体では、受けることができるサービスなのに、無下に却下されたり、サービス量が全然足りない場合があります。

 特に法律で努力義務になっているような事項は、自治体で大きく差があるようです。


「それは◯◯さんの判断ですか? それとも、(お住まいの)△△市が決定したことなのですか?」

 上から目線の方ほど、公権力の殻から引っ張り出されて自身の責任と感じさせると、とたんに尻込みしてしまうようです。

 そういう方は、保身の意識が強い方が多いらしいので、個人名で苦情が来たりしたらエライこと!と、敏感に察知されます。

 担当者の名前を頻繁に使うのは、そのためです。

 

 市が決めたことだからと説明されたても、自分もしくはその部署の判断ということでも、

『そのクレーム、もしくは不服申し立ては、どこへすれば良いですか?』

っと、しらっと尋ねましょう。

 満足の行く結果とはいかないまでも、理不尽な思いは避けられるはず、かなりマトモな応対をしてくれるようになるでしょう。


 こちらの最終目標は、相応のサービスを受給することにあって、役場の方とケンカしても、何も得することはありません。

 悪い応対に当たっても、カッとならず冷静をキープすることは、とても大事なことだと思います。


 もちろん、対応の良い方であっても、お名前で呼ぶのは、決して失礼なことではありません。

 役場に限らず、一般の接客サービス、例えばホテルやレストラン、小売り店等でも、わざわざ名前を尋ねるまではしませんが、名札をつけておられる時は積極的にお名前で呼ぶよう心がけています。


 最後は、できれば笑顔で、『◯◯さん、ありがとう』


 次回に繋げるために。



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