セフィロトシステム

■セフィロトシステム


 アース文明の末期に開発された、広域戦術指揮システム。

 クリフォトシステムが想定外の行動を取った場合、本稼働後は外部からの命令を受け付けない当システムを、物理的に破壊することができるよう生み出された。操作や管理におけるユーザーサポートを担う|Artificial Intelligence Operating System《アイオス》、冠の形状をしたヒューマンマシンインターフェース、通信や偵察などの様々な役割を担う複数の人工衛星、そして戦闘端末となる無人タイプの植物性拡張肢体で構成される。

 また、自律性の高いクリフォトシステムとは異なり、管理権限は人間の手に委ねられるよう設計されている。



女神マルクト

 セフィロトシステムのユーザーを指すコールサイン。



●セフィラ

 セフィロトシステムにおける|Artificial Intelligence Operating System《アイオス》。

 ソースコードは人工衛星ティファレトに格納されており、セフィロトシステムの操作や管理におけるユーザーサポートを担う。グラフィカルユーザーインターフェースとして3DCGによる美しい女性の姿を持ち、データの送受信装置と表示装置があれば、あらゆる場所において自らを結像させることができる。



●ケテル

 セフィロトシステムのヒューマンマシンインターフェース。

 冠のような形状をしており、装着者の周囲の空中にディスプレイやコンソールを結像させる。



人工衛星サテレス

 セフィロトシステムを構成する人工衛星群。

 システムのメインフレームを収納するティファレトを始めとして、コクマー、ビナー、ケセド、ゲブラー、ネツァク、ホド、イェソドが存在し、それぞれが固有の機能を有する。尚、偵察を担うビナーのみ複数存在する。

 ティファレト以外の人工衛星サテレスは、アース文明の末期において、既に打ち上げが完了している。



無人樹械兵ソーラドライアード

 コックピットが存在しないタイプの樹械兵ドライアード

 発掘される樹械兵ドライアードの半数以上は無人樹械兵ソーラドライアードであり、乗用できないこともあって、簡易な祭祀を行った後に森の中に遺棄される。

 実態は、セフィロトシステムの戦闘端末である。生体であることもあり、ディアボロスや鋼殻兵クルーガーによる極指向性EMP攻撃の影響を受けない。

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