Episode3 骨折ぼきぼきの恐怖(後編)
手術にかかる時間は当初2時間の予定だったんですが、結局4時間かかってしまいました。手術は全身麻酔で行うと聞いていたんですが、はるか昔、盲腸の手術の時に使った麻酔みたく、あ〜れ〜って落っこちる感じがするタイプではなく、多少意識が多少残っててなんと言うかこう、ふわふわしてる感覚が有る物でした。手術のスタッフさんと会話が出来たりする感じのマイルドな麻酔でした。ただ、術後にスタッフさんから聞いた話によると、私、結構寝てたそうです。結構意識気が有ったように感じたんですが、そういう物じゃないみたいですね麻酔って。
それと、手術のスタッフさまって明るいこと明るいこと。たぶん手術の恐怖を和らげる為なんでしょうね。細かい気くばりで緊張がかなりなくなりました。ありがとうございます、スタッフの皆様。
術後の入院は1週間必要なんだそうですが、なんかリフレッシュ休暇みたいで、結構のんびりできました。でも、病院食ってやっぱり美味しいものじゃないですね。カロリーやバランスを考えてるんでしょうけど。朝食でごはん230グラムはきついぞ〜、もうちょっと少なくして欲しかったなぁ。何しろ殆ど動かないからお腹も空かないんですもの・・・若かりし頃の食欲が戻ってきてはくれないものでしょうか、って無理なんでしょうね。
入院して感じたことは車椅子に乗せられた少し認知症気味なおばあちゃんと、それを押すおじいちゃん。あと、同じ部屋で一緒の部屋になったご高齢の方。他の部屋でもご高齢の皆様は沢山いらっしゃったようですが、その姿が自分の30〜40年後の自分に見えてしかたなかったのですよ。いきなり老後をどう暮らすか本気で考えてしまいましたよ。だからまずは貯金だな・・・って、お金があればなんとかなるはダメですよね、いくらお金が有っても暮らせない物は暮らせないと思いますもの、私の車椅子を押してくれる人はいないんですよね。
で、
足を怪我して痛感したんですよ、この世の中なんでこんなに段差が多いんだって?入院中病院内はバリアフリーだったのでまったく気にならなかったのですが、退院して外を歩くとびっくりしますよ、いや、マジで。階段に歩道に少しニュアンスが違いますが坂道などなど々。松葉杖ならギリなんとかできるんですが車椅子は完全にアウトです。行政の方は色々とお忙しいかも知れませんがバリアフリー化を是非促進を積極的に推進頂きたいと切に思います。来年はオリンピックだしさ。
今回の骨折は 厄災ではあるんですが、色々と考させらりたり勉強になったりで、ある意味良い事の方が多かったような気がします。私に何出来ることは有るのかなって真面目にそう思います。高齢者が快適に暮らせる環境は子供を育てる事も容易になるんでないかな。はやくそういう時代が来るように、心から思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます