第14話 春を待とうよ

「春を待とうよ」


~~~~~~~~~~~~~~


女の子が泣いていた。

どうしたの?って聞いてみた。

彼氏が居なくて寂しいの

若くないのに結婚も・・・


~~~~~~~~~~~~~~


考え込んでも良くないよ

慰めにしかならんけど

君のほんとに良いところ

寂しさ、強がり、意地っ張り

みんな含めて 解る人

今まだ出て来て居ないだけ


冷たい雪に埋まってる

色んな種があるけれど

春の陽ざしに照らされて

早いも遅いもあるけれど

みんないつかは花開く


それまでじっと待つんだよ

誰かが必ず見つけるさ

寒い君を見つけるよ

ぬくい心を差し出すよ


その時、雪はみな溶ける

胸を張って出てきなよ


ようやく花が咲くんだね

夢見た花が咲くんだよ


春は誰にもやって来る


幸せ運んでやって来る

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る