第5話 ほんわか~

ほんわか~~

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二年前の暮れ近い、


病院の帰り、クルマに乗り駐車場を

出た辺りから、急にめまいに襲われ

隣りの薬局にかろうじて辿り着いた

途端に倒れ込み、そのまま救急搬送


血圧が一気に60を割り意識不明に

救急病棟で一時、呼吸が停止したと

後で看護師から聞かされた。


ほんの僅かだったのか臨死まで至らず

生還・・・


俗にいう”お花畑”などは全く見れなく

残念というか、良かったのかもしれない



その間、うっすらと、うろ覚えでは

「ほんわか~」してるような夢うつつ

みたいな・・・


言葉では表現出来ない”あいまい”な

状態だけが何となく憶えている。



穏やかな夕日を浴びて休息している

そんな感じだったかなぁ・・・


医師が病状説明にやってきて・・・

「君ね、もう少しで危なかったんだよ」と。


生きてることをしみじみと感慨に耽り~



   「ほんわか~」


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