第3話 こころのつながり

「見て、綺麗だろ!好きな人と登るのが夢だったんだ」


「うん、とっても、あなたの家はあの山の向こうね」


「君の家は反対の山の方だったね」


「だいぶ遠いわね」


「でも山はみんな繋がってるように、大切なのは


 カタチや距離じゃない、こころの繋がりだよね」


「もう~、キザなんだから~、でも・・・


 そんなあなたが・・・大好き!」




あの時、そう言ってくれた大好きな彼は今はもういない、


山が連れて逝ってしまった・・・


今は独り・・・でも彼の言葉が甦る~


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「大切なのは、”こころの繋がり”なんだよ」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


                ・・・・・・・・涙。

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