現象捜査部部長オードヤックの推理
神崎カルキ
第1話
ブォオオーゴンゴン、、カンカンカン…
すごい音を立てて、駅のホームに列車が走ってきた。それと同時に、男の足元で、白猫が止まる。
男は座り込み、猫の頭をふわっとひと撫でした。すると次の瞬間、猫は大きくなり、男の二倍、三倍の大きさになった。男は「おいっ!」と声をあげ、猫をまたひと撫でした。すると猫はまた元の大きさに戻っていった。
近くにいた数名の人が男を見たが、猫が大きくなったことに気づいたものは多分いないようだ。
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