第2話

そう言うと秋芳さんは、私の顔の真ん前で口の端を上げ涼やかに微笑むと、そのまま額やらコメカミやらにキスを落とすと耳たぶを甘噛みする。


「………っっっ!!!」


全身がピクッと跳ねて、背中が痺れた。


そのまま耳元で秋芳さんが囁く。


「はは…、愛柚はんは、ほんに感じやすい…。 そないなあどけない顔立ちの愛柚はんからは想像も付かへん…。 中身は充分に成熟した大人のオナゴはんやな…。」


秋芳さんは、いつもたくさんの言葉をくれながら私を抱く。


たくさんの恥ずかしい言葉を…。


耳元に唇を這わせたまま秋芳さんの右手が私の背中に回る。


秋芳さんの唇と手の平が触れる所から、ジンワリと気持ち良さが広がる。


その度に私の身体はピクピクと跳ね、唇の隙間からは小さな吐息が溢れでる。


「愛柚はんは耳だけやのうて、背中も感じはるんやな。 どこに触れてもピクピクと反応しはる。」


一々そんな恥ずかしい事を言われて、私の身体は余計にモゾモゾと動いてしまう。


秋芳さんの唇が耳元から首すじに降りてきて、鎖骨にチュッと音を立てて吸い付いた。


「んっ…。」


背中を這い回っていた秋芳さんの大きな手が胸元へと回ってきた。


「愛柚はんのココは、どないなっとるやろ?」


私のササヤカな胸をまさぐり唇も胸へと降りてきた。


さっきからゾクゾクと背中を走っていた痺れが、胸の先っちょを摘まれて背中を反らせた。


「ああ、もうこないに堅うなってはる。 ん? 待ちきれへんかったん?」


秋芳さんは両胸を両手でやわやわとまさぐり、片方の先を唇に含み片方の先を指で摘み上げた。


「あんっ…、ぁっ…。」


「ああ、かいらし(可愛らしい)…、こないに堅うなって…。今からわてが可愛ごうたげるさかいにな…」


秋芳さんの舌が私の乳首を転がし、吸い上げ、舐め回す。

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