魔女達のデイサービス

彩華じゅん

1.はじめてのえっせい


 今は昔、自称うぇぶ小説家といふ者ありけり。施設に勤めて介護をしつつ、よろづをネタに使ひけり。名をば、「彩華じゅん」となむいひける。


 有名作家もすなる随筆といふものを、無名もしてみむとてするなり。


 ‐‐‐


 ということで、初めまして。脱出ホラー「養老院怪奇脱出譚~老人ホームからの脱出~」、ファンタジー「タゲリとアトリ」の作者であり、このエッセイの主人公である彩華じゅんです。


 人生で初めて書くエッセイなので何を書いたらいいか分からず、とりあえず冒頭を古典文学風に飾ってみた次第でございます。


 最初なので私について簡単に紹介しておきましょうか。


 名前は彩華じゅん、東北の片隅で介護の仕事をしながら、仏様のような夫と名もなきドール、レオパードゲッコーのヤマザキ、その餌であるミルワーム、デュビアなどと一緒に小さなアパートで暮らしています。現在妊娠中でもうすぐ待望の第一子が産まれる予定です。


 妊娠してから微妙な体調不良が続き、最近はパソコンを開いても文章が書けない状態が続いて苦悩しておりましたが、趣味の編み物に没頭することで何とか心の安寧を取り戻すことに成功。リハビリとして気楽に何か書いてみようということでエッセイに手を出してみました。


 「魔女達のデイサービス」というタイトルは脳内ジェネレータで語感が気に入ったものを選んでつけてみました。


 何も特別なことはない平凡な人間ですが、日常で出会った人、物、事について好き勝手に書いてみたいと思っているので、暇つぶしにでも楽しんでいただけましたら幸いです。


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