ロリータ人形
紫遠〜しおん〜
第1話
浴槽の角に腰掛けて、両脚を左右の浴槽の縁に乗せている私の股間の前には、私の彼のRyo(リョウ)が座り込んで私のソコを凝視している。
私は恥ずかしさと共に湧き上がってくる快感に戸惑いながら、おそらく真っ赤になってるだろう顔を背けた。
「恥ずかしいか? お前のその恥ずかしがる様が、余計に俺をソソッてるんだぞ。 分かってて俺を煽ってるのか? 莉沙(リサ)。」
私の名前は莉沙、20才。貧乳ずん胴ガリガリのチビ助。
髪は黒髪。 ロングのストレート、前髪は斜めで分けて左耳に掛けていて、ヘアピンで留めてる。
幼い頃から童顔な上にチビガリな私は、年令相応に見られた事なんて一回も無い。
20歳になった今でも、自動改札なんか普通に子供料金で通れるし(←ダメです)
どこに行っても必ず身分証の提示を求められる。
パチンコ屋はもとより、カラオケでも居酒屋でも。
ホントこんな何から何までお子ちゃま仕様の私が、自分でスッゴイ嫌いだ。
だけど、Ryoは、そんな私が良いと言う。
どこが良いんだろう…。
私には、全然分かんない。
私は昔々から、ルパンに出て来るふじこちゃんが憧れだった。
いつか大人になったら、あんな風になれるんだと思ってたんだけど、私の身体は今でも子供のまんまで、とうの昔にふじこちゃんになるのは諦めていた。
男のコって、みんなあんなプリンプリンでボインボインな女のコの方が良いんじゃないの?
だって、クラスの男子たちはみんな、巨乳のアイドルの話ばっかりしてたよ。
私たち女子が知らないと思ってただろうけど、男子たちが女子のおっぱいランキング付けてるの知ってたよ。
小さいのが良いなんて言ってる男子なんか、見たことも聞いたことも無いよ。
だから私は、Ryoが私のこんなお子ちゃま体型が好きだなんて言葉、全く全然信じられなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます