試作詩 『まぐわい』

冷たき夜の風 窓から入り込む ヒンヤリと怜悧 しっかりと繋ぐ身体から漏れてくる肉欲の叫び


素肌の上をなぞる指の腹 惨たらしく焦らしもどかしきあなた  

 

気高き理性のたが めちゃくちゃにぐしゃぐしゃに 壊して喜ばして 裸にしてあらわに


戻して獣 汚らわしくも愛しき原初の欲望 


いまは人を忘れ 狂え 悶え 叫べ 全てを無くし


夜風も入れぬ 狂乱の宴 


踊れ踊れ躍り狂えてしまおう


あなたと私が達してしまうまで

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