　たぶん処女詩集ではないかと思う『ちゅ・ちゅ・ちゅ』は、初めて詩を書いた筆者の思いが、素直な言葉でストレートに綴られていて、真っ直ぐに訴えてくる力がある作品です。

　筆者の日常を時にシニカルに、時にユーモアたっぷりに綴っているので、肩肘を張らずに読めます。

　庭先に迷い込んだうりぼう観察から生まれた詩、ホラー童話のような詩などもあり、柔軟な発想力から生み出される詩には、今後も期待出来ます。

　こちらも詩を読まない人、読み慣れていない人に、ぜひ読んで貰いたい作品です。

　独自の視点が生み出す新しい感覚の詩集です。

『ちゅ・ちゅ・ちゅ』／竹神チエ　著

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい