　カクヨムをヨムでめぐっていると、ああ～おしいな～っていうことが個人的に多いので、私の体験談を記載しておきます。

　ここでいう「おしいな～」というのは、作品がおもしろくなくて惜しいというよりは、作品の出し方とかでのほうです。

　なのであくまでもここに書いているのは小手先の工夫、Tipsです。

　マーケティングの世界では、ものがヒットする(売れる)まで、だいたい四段階あります。最初は物珍しさとかで数人がとびつき、そのひとたちが「これおもしろいね！」といって段階的にユーザーを広げ、というものです。四段階めくらいになると、国民のほとんどがなんかきいたことがあるってくらいになるやつです。

　なにか気になるよな、と一段階めの人々(アーリーアダプター)に思わせる、そんなに時間もかからない工夫を挙げておきます。

　・キャッチコピー

　キャッチコピーがいまいちだともう1回タップ、クリックしたいなっていう気持ちにはなれません。

　キャッチコピーは小説の世界観が解るものがいいと思います。印象的なシーン、セリフ、あるいはアクションなのか、甘々なのか、雰囲気を伝えられるもの。

　どうしても思いつかない人は、たまに自主企画で「キャッチコピー考えます」といったのがあった気がしますし、「感想を書きます」といった自主企画に参加されてもいいのかもしれません。魅力的なキャッチコピーを、読者様が考えてくださるチャンスになるのですから。

　・タグ設定

　また、タグについても狙って長文や大喜利をされているならいいとしても、同じタグを使っている人がいない、あるいは少ないというのも、あまり「もう1回タップ、クリックしたい」とは思えないです。

　タグは８つまで使えます。タグ経由でのPVが欲しいなら全部埋めるべきです。また、「同じタグを使っている人がいる」かも見ておきましょう。

　私が最近公2023年10月に公開した「新・家電統合化計画」のケースで説明します。

　https://kakuyomu.jp/works/16817330665995066842

　この作品で使ったタグは以下の8つです。

　炊飯器

　掌編

　800字

　1000字以内

　ギャグ

　近未来

　ショートショート

　超短編

　まず「どうしてもこの単語でタグを使いたい」というやつで消費します。これは自分の作品以外の同タグが無くても気にしません。今回は「炊飯器」でした。私のほかの作品だと、「MisakiWorld」を入れています。シリーズで作品を分けている人はそのシリーズ名とかでもいいと思います。

　次に、文字数のタグを考えます。ただ、カクヨムは文字数がわかりやすいほうなので、タグにしたい単語の候補が多い場合は、文字数に関するタグをつける優先度は下げます。

「掌編」「800字」「1000字以内」を使いました。

　世界観を伝えるタグを考えます。

「ギャグ」「近未来」を使いました。

　タグで世界観を説明することに迷ったときは、まず３つ埋めることを目標にしてみましょう。掛け算のようにするわけです。「現代xバトルxファンタジー」とか「異世界転生x恋愛x成り上がり」とか。あれっ３つだと他の作品と似てる気がする、のであれば、掛け算の4つ目に自分だけしか描いていないモノを足せばいいわけです。

　ここまででだいたい8つ使えるんじゃないかと思います。私の今回の短編の場合、あと2つ余りました。ここからはカクヨムのタグをいろいろ見ます。なるほど、この作品の文字数からいくと、「ショートショート」「超短編」といったタグで出している方がおられるのか、、などなど考え、それを採用しました。

　8つタグを使ったら、それぞれもう一度タグ検索をして、同じタグを使っている作品をチェックします。できればほどほどに更新があるタグがいいです。

　ほんとに小手先な話ですけど、何もしないより何かして、1PVでも、アーリーアダプターとの出会いがあることを望みたいので、そうしています。