魔法の鍵束
観音寺 和
魔法の鍵束
お礼は冒険の鍵
学校帰りに公園で遊んでいると、空から魔法使いのおばあちゃんが落ちてきた。
「おばあちゃん大丈夫?」
「いたたた、
魔法使いのおばあちゃんは、腰をさすりながら起き上がった。
「坊や、私の箒を探しておくれ。探してくれたら何かご褒美をあげるよ」
僕は一生懸命箒を探した。
ご褒美は別に要らなかったけど、
『困った人を見かけたら助けてあげなさい』ってお母さんがよく言っていたからね。
公園の中をいっぱい探したら、箒が3つ。
1つは木で出来た箒で、もう1つは竹で、最後はプラスチックの箒。
もしかしたら、1つが魔法使いのおばあちゃんの箒で、他のは公園の管理人さんが使う掃除の箒かも。
まずは木の箒。
魔法使いと言ったらこれだよね!
でも、おばあちゃんは
「いやいや、これは私の箒ではないよ。こんな重い箒では私は空を飛べないよ」
次に竹の箒。
木の箒より断然軽いよ!
でも、おばあちゃんは
「いやいや、これは私の箒ではないよ。こんな中身の無い箒では私は空を飛べないよ」
最後にプラスチックの箒。
プラスチックの箒は魔法使いっぽくないよね……。
でも、おばあちゃんは
「これこれ、これが私の箒だよ。新しいもの好きな私の様なハイカラな魔法使いにはこのプラスチックの箒がピッタリさ」
そう言うと、おばあちゃんは箒に座って呪文を唱えた。
「ホークスポークス、箒よ私をのせて飛びなさい!」
魔法使いのおばあちゃんが呪文を唱えると、箒は宙に浮いたんだ。
「それじゃあ、ありがとう。親切な坊や!」
おばあちゃんは空を飛んで行ってしまった。
良いことをしたから、ちょっと気分が良いな。
僕はランドセルを、背負って帰ろうとした。
「坊や、坊や、待ってよ、待ってよ」
おばあちゃんが箒に乗って戻ってきた。
「お礼を渡すのを忘れたよ。約束を破ると魔法使いの風上にもおけない奴だと、他の魔法使いに怒られるからね」
そう言うと、おばあちゃんは僕に3つの鍵のついた鍵束をくれたんた。
「私から坊やに、冒険をプレゼントするよ。この鍵束は魔法の鍵束だよ。鍵束についた鍵で扉を開けると、どんなに遠く離れていても、どんな扉でも扉が繋がるんだよ。私から坊やへの冒険のプレゼントとして、宝島と、妖精のお城、地獄の一丁目の3つの鍵を付けておいたよ。楽しんでおいで!」
そう言うと今度こそおばあちゃんは、箒に乗って飛んでいってしまった。
「ありがとう!おばあちゃん!」
聞こえなかったかもしれないけど、お礼をきちんと言ったよ。
『挨拶とお礼はちゃんとしなさい』って、お父さんがよく言っていたからね。
家に帰ると玄関の鍵がかかっていた。
僕はいつも通りに玄関の鍵をランドセルから鍵を出した。
でも、ちょっと待った!
おばあちゃんからもらった鍵束を使ってみよう。
まずは宝島の鍵で扉を開けたよ。
僕の家の玄関が宝島の宝箱に繋がったよ。
金銀財宝の山ってこんな感じなのか!
金の王冠にルビーとダイヤモンドのネックレス!
エメラルドで出来た剣にプラチナの鎧!
僕は突然王様みたいになっちゃった!
銀の姿鏡でちょっとカッコいいポーズを研究してみる。
…でも、こんな宝を持っていても、一人では楽しくないや。
次は妖精のお城に行ってみよう!
地獄の一丁目はきっと怖いところだから行かなくて良いや。
僕は宝箱を妖精のお城の鍵で開けてみた。
「ようこそ!君の事を待っていたよ!」
「僕が来るのを知っていたんですか?」
「そうだよ!魔法使いのおばあちゃんから聞いていたよ!」
「大歓迎するから、ゆっくりしていってね!」
妖精の城では 小さな妖精達がダンスを見せてくれたよ。
僕にも踊ろうって誘ってくれたけど、僕には羽がないから皆と同じようには出来ないし、妖精のダンスは難しくって、結局僕には踊れなかったよ。
「クスクス」
僕の不恰好な躍りをみて妖精は笑いだした。
もう帰ろう……
僕はそこで気がついた。
鍵束には宝島と妖精の国と地獄の一丁目の鍵しかついてないから、家に帰れない……
鍵束の地獄の一丁目の鍵を見る。
「地獄なんて行っても、きっとつまらないよ!」
「僕らと面白おかしく暮らそうよ!」
妖精達が僕の周りを飛び回りながら
「嫌だよ!僕は皆とは違うから!家に帰りたい!」
「でも君が来た扉はもう壊しちゃったよ!」
「君は、もうどこへもいけないよ!」
「今度は君が僕達を楽しませてよ!」
「妖精の国は君を大歓迎するって言ったでしょ?もう帰らせないよ!」
僕は怖くなって走って逃げた。
「今度は鬼ごっこかな?」
「じゃあ、僕達の素敵な躍りが全部終わったら探しに行くよ!」
「見つけたらどうしようか?」
「見つけたら僕らと同じ妖精にしちゃおうか!」
「妖精よりも、ヒキガエルか、大ナメクジとかの方が良いよ!」
「それがいいね!」
「いいね!」
「それじゃあ、月が真上に上るまで君が逃げきったら、君の勝ちでいいよ!」
「君が勝ったら扉を出してあげるよ!」
後ろから妖精達のそんな声が聞こえた。
──お城から飛び出して、どれ位走って逃げただろうか。
気付くと、もう夜になってしまっていた。
「どうしよう……お父さんもお母さんも、きっと心配しているよね……」
月はまだ地平線から昇ったばかりだった。
自然と涙がこぼれた。
「そこの坊や、何で泣くんだい?」
何処からか声が聞こえる。
声はするけど、姿は見えない。
「君は妖精?僕はもう見つかったの?」
「僕が妖精かだって!?とんでもない!」
声は草むらから聞こえる。
草むらを掻き分けると、そこには古い井戸があった。
声は井戸から聞こえるみたいだ。
「そこにいるの?」
僕は井戸に話しかけた。
「うん。僕はここにずっと住んでいるヒキガエルさ」
井戸は深くて底までは見えない。
「そうなんだ……。僕も月が真上に上るまで妖精から逃げ続けないと、君の様なヒキガエルか、大ナメクジにされちゃうんだ……妖精の踊りが終わったら僕を探し始めるんだって……」
「それは酷い!君みたいな可愛い坊やがヒキガエルやナメクジだなんて!」
ヒキガエルは僕に同情してくれた。
もしかしたら、僕もヒキガエルか大ナメクジにされてしまうかもしれない。
それなら、ヒキガエルと大ナメクジではどちらが良いんだろう?
「君はヒキガエルだけど、ヒキガエルの暮らしはどうだい?」
「ヒキガエルも慣れたら悪くないけど、人間の方が良いに決まっているさ!」
ヒキガエルは少し考えてこう言った。
「君が僕をここから助け出してくれたら、お礼に僕が君を助けてあげよう!」
「でも、どうやって助けたら良いの?この井戸は凄く深いし、僕には君の姿が見えないから、大きさもわからないんだ」
「ここからもっと先に、大きな池があるんだ。その池には妖精草と言う草が生えているのだけど、それを摘んできてこの井戸に投げ込んでほしい」
「僕にその妖精草がわかるかな?」
「妖精草は月が隠れている時だけ光るんだ。今日は少し雲が出ているよ。月が雲で隠れている時がチャンスだよ」
「妖精に見つからないで行って帰ってこれるかな……」
「それは難しいね。妖精は数も多いし、そろそろ妖精の踊りが終わって君を探し始める頃だ。行って帰ってくる内に追い付かれてしまうね」
「諦めるしかないのかな……」
「いや、諦めるのはまだ早いよ。池の近くに大男の住む家があるんだ。今の時間はもう酒を飲んで寝ている時間だから、大男の持つ魔法のマントを使えば姿を隠すことができるよ!」
「それしかないなら頑張ってみるよ!」
「……それから、もしも大男に捕まりそうになったら、妖精達の悪口を言うんだ。もしかしたら、見逃してくれるかもしれないよ。大男は妖精の嫌がらせでいつも怒っているから……」
僕はヒキガエルが教えてくれた池を目指して、一生懸命に走った。
一時間位走った頃だろうか……大きな池に到着した。
ちょうどその頃、大きな声が頭に響いた。
『さぁ、ヒキガエルが良いか、大ナメクジが良いか……よーい、どん!』
妖精達が踊りを終えて、僕を探し始めた合図のようだった。
池に着いたけど、どれが妖精草なのか僕には区別が出来なかったよ。
空を見上げると、月は綺麗に真ん丸で、今はまだ雲はかかっていなかった。
月が雲に隠れるのは、まだしばらく待つ必要がありそうだった。
このまま月が隠れるのを待つか、大男の住む家から魔法のマントを先に手に入れるか……
こうしている間にも、妖精達は僕をヒキガエルか大ナメクジにしようと迫ってきている。
僕は決断して、大男の住む家に忍び込む事にした。
────大男の住む家はすぐにわかった。
丸太を組み合わせた家で、扉がビルの二階か三階位の大きさがあった。
扉が大きすぎて、僕には開けられない重さだったけど、家のそこら中に僕が通れる隙間があったから、僕はそこから侵入したんだ。
中には大男がお腹を出してベッドで寝ていた。
大男は熟睡していたので、僕は魔法のマントを探した。
目につくところにはマントは置かないだろうと思っていたんだけど、マントは鳥籠に引っかけてあった。
「この鳥籠の中の鳥を大事にしてるのかな?」
鳥が息苦しくならない様に隙間を開けているからか、鳥籠の大部分が透明になっていたけど、一部だけ見えていた。
その辺に放り投げてあったらマントを見つけることはできなかったかもしれない。
僕は鳥籠からマントを取り外した。
「助けて!助けて!」
鳥籠の中には鳥ではなくて、小さな鬼が閉じ込められていた。
中の鬼が騒ぎ出したお陰で、大男が目を覚ましてしまった。
僕はとっさにマントを被った。
「おお!俺の大事なマントが無くなっている!」
鳥籠の中の小鬼は隅っこで震えている。
「おい!鬼っ子!マントはどうした!」
鳥籠をガタガタ揺らす大男に怯えて小鬼は声が出せないみたいだ。
僕は鳥籠に少し近づき、小鬼の声真似をした。
「さっき妖精が持っていったよ!」
それを聞いた大男は顔を真っ赤にして怒り出した。
「またあのいたずら妖精か!」
大男は近くに有った棍棒を持って、家を飛び出していった。
静まり返る大男の家で、捕まっている怯えた小鬼に話しかけた。
「助けてあげるから、静かにしていて!」
マントから少し顔を出して小鬼の様子を見る。
今度は小鬼が騒がないので小鬼に聞いてみた。
「この鳥籠の鍵はどこにあるかわかる?」
「鍵はすぐそこにあります。だけど、僕はここから出ても、あの大男に捕まらないで地獄に帰る自信がありません……」
「地獄の一丁目までならすぐに行けるよ?」
小鬼の表情がぱっと明るくなったが、またすぐに暗くなったしまった。
「でも、僕はヒキガエルに変えられた、地獄の王子様を助けないと地獄には戻れません……」
「それって……もしかして、井戸の底にいるヒキガエルのこと?」
「そうです!ご存知ですか?」
「僕に任せて!必ず僕がヒキガエルにされた王子様を助けるから!僕はそのヒキガエルに言われてここまで来たんだ!」
「それでは、大男が戻って来る前に、僕をここから出してください!」
「わかったよ!」
僕は小鬼に聞いた鍵を使って鳥籠を開けて小鬼を助け出した。
「じゃあこれから地獄の一丁目の扉を開けるから、先に戻っていてね!」
さっきまで小鬼が入っていた鳥籠の鍵を一度かけ直し、鍵束についていた『地獄の一丁目』と書いてある鍵で鳥籠を開け直した。
すると、鳥籠が地獄の一丁目につながったんだ。
実際に見る前の地獄の一丁目はおどろおどろしいイメージだったけど、実際は朱色の大きな柱の神社の様な建物が並ぶ綺麗な通りだった。
「必ず助けるから、待っていてね!」
僕は小鬼を地獄の一丁目に帰すと、鳥籠の扉を閉めた。
僕はマントを頭から被り直すと、あの大きな池に戻った。
でも月はまだ綺麗に見えていたので、妖精草を見つけることはできなかった。
マントを被ったまま、僕は池を見ながら膝を抱えて座った。
「このまま月が隠れなかったらどうしよう……」
そんな事を考えながら、眠くなった僕はウトウトし始めた。
「人間の子供はいないか~」
「僕らからは逃げられないよ~」
「ヒキガエルがいいかな~大ナメクジがいいかな~?」
いつのまにか池の周りを大勢の妖精が飛び回っている。
夜空を見上げると雲が多くなってきていた。
僕が妖精草を見つけてヒキガエルの所に行くのが先か、僕が妖精に見つかって、ヒキガエルか大ナメクジに変えられるのが先か……?
「あぁ、神様、お願いします。僕を助けて!」
────すると願いが届いたのか、とうとう雲が月を隠したんだ。
池の周りを見ると、綺麗に輝く小さく可愛い花か有った。
「きっとあれが妖精草だ!」
僕は真っ暗な世界に輝く妖精草を摘み取ると、マントを深く被り直して井戸を目指した。
井戸につく頃には月が真上に近づいていた。
妖精との鬼ごっこに勝って扉を出してもらい、ヒキガエルを地獄の一丁目に送り届ければ……。
そうしたらヒキガエルは僕を助けてくれると言ったんだ。
僕は井戸に向かって話しかけた。
「おーい、妖精草を取ってきたよ!」
「素晴らしい!きっと君はやってくれると信じていたけどね!」
ヒキガエルが嬉しそうに声をあげる。
「それでは、ショータイムだ!妖精草を井戸に投げ込んでくれるかい?」
「わかったよ!」
僕はヒキガエルの言う通り、妖精草を井戸に投げ込んだ。
しばらくすると、井戸の底から風が巻き起こり、井戸を覗いていた僕は尻餅をついてしまった。
「はっはっはっ、久しぶりのこの姿!力が湧いてくるよ!」
目の前に鬼の王子が現れた。
僕は赤鬼、青鬼をイメージしていたけど、立派な二本の角が映えた格好いい男の人だった。
その時、頭の中に大きなドラの様な音が鳴り響いた。
「時間切れだ、妖精達よ!この坊やの勝ちだぞ!約束を守って扉を出してあげなさい!」
すると何処からともなく、大勢の妖精が集まってきた。
「ズルい!」
「手伝ったな?」
「人の子だけなら負けなかったのに!」
「僕らは帰してやるなんて約束してない!」
「そうだそうだ!」
「約束してない!」
妖精達が僕らを囲んで責め立てた。
でも、絶対悪いのは妖精達だ。
だって絶対僕にそう言ったもの!
「約束を破るとは妖精の風上にもおけない奴らだ!」
鬼の王子の表情がどんどん怒りの表情に変わっていくのが僕にもわかった。
「俺はお前らとの約束を守って、人の子が助けてくれるまで井戸の中で100年も大人しくしていてやったというのに!」
僕らを中心に大きな風が巻き起こる。
「風よ吹け!そしてこいつらの自慢の羽を切り刻め!」
目を開けていられない位の強い突風が吹いた。
強い風はしばらく続いたんだけど、少ししたら静かになった。
静かになって少ししてから目を開けて見てみると、目の前に妖精の羽が綺麗に山積みになっていたんだ。
「100年反省しろ!100年したら羽を返してやる。それまで羽のない体で新しい踊りでも開発するのだな!」
鬼の王子が手を振りかざすと、羽は消えてなくなってしまった。
妖精達は目を回してそこら中で転がっている。
「さぁ君は恩人だ。冒険の最後に地獄の一丁目はどうだい?」
「はい、お願いします!」
僕はいつも通りの元気な返事をしたよ。
その後、僕は鬼の王子の力で大男の家までやってきた。
大男はまだ帰ってきていなかったので、鳥籠の鍵を地獄の一丁目の鍵で開けた。
そこにはさっきの朱色の柱の神社の様な建物があった。
「おお!100年振りの懐かしい我が家!」
「おかえりなさいませ!」
扉を潜ると大勢の鬼がお出迎えしてくれた。
さっきの小鬼の姿もあった。
「王子のお帰りだ!宴会のはじまりだ!」
「王子の恩人もしっかりおもてなしするのだぞ!」
「ばんざーい」
僕らは担ぎ上げられて大広間に連れていかれた。
美味しいご馳走をいただいて、楽しい踊りを見せていただいたけど、ちょっと気分が晴れなかった。
なんか妖精達の国のでの事を思い出してしまったんだ。
────やっぱり僕は家に帰れないのかな?
「家に帰りたいのですね?」
鬼の王子が僕の顔を覗き込む。
「その気持ち、よくわかります。私も100年間帰りたいと思い続けていましたからね」
鬼の王子はパンパンと手を叩き、大きな声で命令した。
「お客様のお帰りだ。扉を持ってこい!」
王子が命令すると大きな扉が運ばれてきた。
「これをお使いください」
「でも、僕の鍵束には、宝島と妖精の城と、地獄の一丁目の鍵しか付いていないんです……」
「あなたのカバンの中には家の鍵が入っていますよね?その鍵を使えばいいんですよ?魔法の鍵束につけた鍵が魔法の鍵になるんですよ?」
「え?そうなんですか?」
「さぁどうぞ、また気が向いたらお越し下さい」
鬼の王子が扉を開けてくれた。
────そこには懐かしい我が家!
「どうもありがとうございました!!」
僕は今までで一番元気がいいお礼を言えたよ。
『お礼は元気よく!』これは僕が考えたことにしよう。
───扉が閉まって僕は家に入ろうとしたけど、そこで僕は少し怖くなってしまったんだ。
「凄く帰りが遅くなったから怒られるかな……」
────すると後ろから声がしたんだ。
「心配なく!時間はそれほど経っていませんよ!」
振り返って見ると、後ろにあの魔法使いのおばあちゃんが。
「───冒険は楽しかったですか?また機会があれば!」
にっこり笑ったおばあちゃんは、それだけ言うと箒に乗って飛んでいってしまった。
「────さようなら!」
おばあちゃんに僕の挨拶は聞こえたかな?
「────さようならって、誰かいるの?」
お母さんの声だ。
「お母さん、ただいま!」
『挨拶も元気よく!』だよね。
今日一番の元気のいい挨拶が出来たよ。
────こうして僕の冒険は終わった。
ちょっぴり怖い思いもしたけれど、後から考えたら少し楽しかったかも!
まだ鍵束は僕の手元にあるし、また冒険の機会はあるのかもね!?
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