勇者カズトの冒険

世界観・登場人物 概要

『勇者カズトの冒険』

最強勇者と愉快な仲間たちの珍道中。

―｢何？姫が攫われた？お、ラッキー｣

※本編は次話から始まります。

＊一話完結。

＊お話は順不同、時系列順ではありません。

＊戦闘と日常会話が多め。(最近は描写がんばってる)

＊主人公が強い。

それでも大丈夫って方はどうぞ。

　＊

♢世界観

この世界はポプラシオン。

どこまでも広がるパノラマ世界。

海街のギルド、王国の城下町、行き交う商人、そして世界の絶対悪である魔王軍。

見える景色も紡ぐ物語も、人の数だけ、街の数だけ。

生活環境や習慣等々は町や村ごとに異なる場合がほとんど。でも勇者と魔王の伝承は どんな場所にも伝わっている。

まだ見ぬ街を求めて世界を旅する冒険者も 多い。

♢主な人物

カズト　Lv.99。18歳。

世界にただ一人の勇者にして最強最悪腹黒外道主人公。利己主義で虚無主義で傍若無人などうしようもないクズ。魔王に(自ら)攫われた姫を助けに行く旅に出たのだが構わず旅を謳歌している。強い奴と戦うことは楽しんでいるようだ。

レンカ　Lv.58。21歳。

自分の信念を貫く男勝りな格闘家の女性。腹減りで倒れてたカズトを助け、以後カズトについていくことにした。故郷を滅茶苦茶にした魔王の幹部に復讐を誓い旅に出る。料理の腕はプロ並。密かに胸が小さいことを気にしている。

リオ　Lv.61。24歳。

不運と不憫ないじられ役二丁拳銃使い。カズトとレンカのピンチを救った時にレンカに一目惚れしてついてくる。感情的になりやすい性格で突っ掛かってくるミナとよく口論してる。魔法が使えない分を実力でカバーしているのでまあ強い。

ミナ　Lv.70。12歳。

わがままで自信過剰な奇術師の少女。元魔王軍幹部でカズトに惚れて裏切りついてくる。きまぐれで楽観的であざとい性格。カズトにベタベタしてリオにはかなり手荒な態度を取る。魔力が生まれつき多い魔族の少女で魔法の天才。じみに胸が大きい。

♢所属

【冒険者】　町やギルドに属しない旅人。カズトたちも冒険者。

【ギルド】　各町にある冒険者と住民をつなぐ窓口。ギルドに所属するにはその町に住んでいることが条件。冒険者の代わりに依頼をこなすことも。

【商人】　いろいろな商品を売る人。町の商店だったり各地を巡っていたりとさまざま。その数は冒険者よりも上回る。

【王国】　ポプラシオンで一番広く一番力のある国。カズトたちが主に立ち寄る治安の良い町や村はだいたい王国の領域。勇者にひいき目。

【王都】　カズトがかつて住んでいた王国で一番大きな国。王宮に住む人、城下町に住む人、さまざま。みんな頭がおかしい。

【海街】　海のそばにある大きな港町。活気のある商人が多い。王都とも交流が深い。ギルド「ルリツグミ」は ここにある。

【魔王軍】　世界をおびやかす最大の敵勢力。世間からはじかれて魔王に助けられた者が多いとされる。その種族はさまざま。

【教団】　世界の平等と平和のために活動している人たち。くわしい話は伏せられているが各地に団員がいる。王国とは協力関係。

【その他】　上記に属しない人たち。

♢用語説明

[ポプラシオン]

カズトたちの住む世界の総称。『勇者と魔王』に関する伝承が根付く無限世界。とても広い。

[レベル]

世界を創った神様が与える恩恵、とされている。詳しくは不明！

最高値はLv.99。Lv.90以上の者は世界に二人しかいない。

[ジョブ]

冒険者においては、神様からの恩恵を受けるための受け皿のようなものであり、町人においては生活のための職である。冒険者のジョブは自己申請と適正審査によって決まる。

[魔法]

基本的な魔法は全て本からスペルを得て習得することができる。魔力の量により使える魔法は制限されるが、属性には縛られない。得意な属性は人それぞれであり、魔法以外にもジョブによって使える術が存在する。

[魔族](名称変更予定)

魔力の量を普通よりも多く持ち合わせて生まれてきた者のこと。その中には人間も含まれている。悪魔の使いとされていて、全般的に危険視されている。身体能力も常人より秀でる。

[モンスター]

自然界に存在している人型生物とは異なる生物。それぞれの個体があり繁殖により生存する。世界にある魔力を糧とする種が多いが、種により異なる。場合により人やエルフを襲うこともあるが、共存することもできる。魔王の復活により魔王軍に所属している者も少なくはない。様々な種類がいる。

[魔法生物]

魔物とは呼ばず一般的に魔法生物と称される。魔法や魔術により生み出された命を持たない生物。魔獣、召喚獣、使い魔なども含まれる。意思のあるもの、意思のないものがいる。稀に自然発生する魔法生物もいる。

[勇者と魔王の伝承]

平和なポプラシオンに突如現れた魔王が世界を闇に染めた。凶悪な闇に立ち向かう力として神様は勇ある者を創り、勇ある者は魔王を倒して世界を平和にした。魔王が現れる度に勇ある者が現れ、そして倒す。世界はそんな歴史を繰り返してきたのである。