番外編②お正月は二人でのんびりと♡*。

クリスマスから一週間経ち

今日はお正月。


二人とも、実家には帰らなかった。


この年になると帰る度に

彼女はいないのか、嫁はまだか

早く孫の顔を見せろと

両親や親族達が煩い。


依織も同じようなことをぼやいていたな(苦笑)


同性しか愛せない僕達は

天地がひっくり返っても

両親や親族に子供の顔を

見せることはできない。


廿楽や御坂は帰っているだろう。


僕が“男”と付き合っていると話すだろうか?


まぁ、それはそれでかまわないが。


『蒼昊、考え事ですか?』


お正月料理を並べていた

依織が心配そうに訊いてきた。


『ごめんごめん、何でもないよ』


誤魔化すように笑い、

耳元で囁いた。


『実はね依織を抱きたいけど

夜は長いなぁって考えてたんだ♡*。』


僕の言葉に耳を抑えて

足早に自分の席に向かった。


可愛いなぁ。


依織がいてくれれば

それだけで幸せだ。


二人で向かい合わせに座り、

録り溜めていた番組を見ながら

食事を始めた。


~end~


2018/12/29(完)野いちご・ベリーズカフェにて。

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Non permetterò a nessuno di mettersi in mezzo. 華愁 @ichhigopanda0303

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