5 雨の降る夜、エアコン暖かい部屋で

雨の降る夜

エアコン暖かい部屋で


僕は地面から足を離して

ほんの少し星に近づく


腕にあと一息力を入れれば

あの煌めきに仲間入り出来るのだ


開け放した窓から

漏れ出る生ぬるい光


無機質な喋り声

知らない名前が「しんど」


あと一歩

あと一歩



ブルルル──……ルル……ブルル……



あっ



まぶしい……



まぶしい……──

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