3 僕が死ぬとき

僕の死体は

山に埋めてね

僕の上に注ぐ雨露は

木々の根を潤すだろう

僕の体は溶け出して

いつか命をめぐるよ


僕の骨は

海に撒いてね

魚たちの横を泳ぎ

海底にしんしんと降り積んで

揺り起こされるその時まで

暖かい闇に抱かれていたい


僕の骨粉は

宙に飛ばしてね

途中ではじけて世界を旅するのも良いし

宇宙の彼方まで飛んでって

時間旅行もしてみたいなあ


僕の遺骨は

お墓に入れてね

そうさ、御影石の小さなお墓

君の隣で眠りたいんだ


ね、

あとちょっと、

長生きしてほしかった

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