第104回:フィクションとノンフィクションの狭間

・今回のテーマ

本来書こうと思ったのは没ネタにして、こちらを書きます。丁度、あるゲームをプレイし終わった所なので。


異世界転移物や異世界転生物で、特に現代描写がなくそのまま転移か転生した作品を見た方は……どの辺りの現代から転移or転生をしたのだろう? そう思いますよね。


転スラでも現代から転生したリムル、世界大戦の時代から転生したシズさんが登場します。こう言った転生事例は稀ですが……と思ったら、ドリフターズ(漫画の方)は実在した織田信長等が異世界転生等をしていましたね。


異世界へ舞台が移るので現代はあまり語らずに……としてしまうと、現代知識チートをした際に「この知識があるのはおかしい」とか「あの事件があったのか?」とか言うツッコミが来そうですよね。稀に現代描写をして「一方で現代に残っている人たち」をフォローすると、何となく時代を「理解出来る」と思いませんか? 書いていない事は勝手に二次創作的な思考で補完しようという読者だって存在すると認識をしましょう。


上記の事を踏まえて、小説内の地球、それも現実世界では描写をしなければ『読者のいる地球と同じと認識する可能性がある』と言うのを忘れないでください。


最後になりますが、今回のテーマを書く前にプレイしたというゲームと言うのが『メタルギアソリッド』です。ソリッド・スネークがフィクションの人物と言うのは分かるかと思いますが、それ以外で言及される一部組織や事件等は実在するもの。つまり、ノンフィクションです。


フィクションとノンフィクションの狭間、以前に言及した事のある実在するものであろうともフィクションを混ぜて、小説の世界にする手法……ある意味でも現代物がラノベでファンタジーよりマイナージャンルになっているのは、こう言った部分もあってファンタジーよりも書くのが大変と認識している可能性も否定できなかったりしますが……。


こうした不安要素が杞憂であり、現代を舞台としたようなラノベが広まる事を願いつつ、このテーマは終わる事にします。


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