第65回:「〇〇になりたい!」(動画投稿者編)

・今回のテーマ

前回のゲーマー編に続き、今度は動画投稿者です。何故にYouTuberと表現しないのかは簡単です。ニコニコ動画の動画投稿者をYouTuberとは呼ばない関係もある為だったり。YouTubeに動画を投稿すればYouTuberですけどね。


それを踏まえて、動画投稿者とします。バーチャルYouTuberはニコニコ動画でも同じような存在はありそうですが……。


前回に続き、あるアニメのネタバレをさらりと触れる関係上、ネタバレ注意でお願いします。


動画投稿者の場合、何処がゴールになると思いますか? 1つの動画を投稿して終わりではないのは当然として、動画を投稿してからの反応を受け、新作動画を投稿していき、最終的にはナンバーワン動画投稿者になるのがゴールと言うのが多いかもしれません。

(バーチャル動画投稿者の場合、アバターを作る工程等も入るでしょうか)


プロの動画投稿者と言っても何処で線引きを図るのか……と考えると、自然にナンバーワンになる事がゴールと言えるでしょう。プロゲーマーの時とは少し事情が違うのは、この為です。


投稿者と言っても、実況者の中には複数人でチームを組んだりする人たちもいます。1人でソロ活動をする人もいるでしょう。


「キラッとプリ☆チャン」では、ミラクルキラッツというユニットで自分達の動画を配信するチャンネルを作り、様々な動画を投稿したりします。中には動画の再生数的な意味でも失敗する様な事もあるでしょう。現実の動画投稿者でも投稿した動画がきっかけで炎上したりするケースもあるようですが……キッズ向けアニメと言う事もあって、この辺りはあまり詳細に描写はしていない様子。

(他の作品だと描写してそうですが……)


最終的には、ライバルでもあるメルティックスターとの対決、更に言えばナンバーワンプリチャンアイドルでもあるアンジュにもキラッツは勝利します

(アンジュに勝利出来たのは、ある意味でもメルティックスターとの共闘もある訳ですが)


動画投稿者自体、最近では様々な作品で登場人物やモブキャラの設定にも使われてきています。実況者や歌い手も小説の題材で使用される事もあり、認知度合いは高くなっていると言えるでしょう。それでも受け入れられている設定なのかと言われると、発展途上かもしれません。


投稿者同士でのコラボ、サプライズイベント等……そう言った要素も上手く組み込めば、題材としても上手くかみ合うのかもしれませんが、色々な意味でも試行錯誤が繰り返されていると言えるでしょう。


ゲーマーの場合はソロプレイがメインで共闘はあまり描かれる傾向ではないでしょう。パーティープレイのゲームであれば、事情も変化しますが……。動画投稿者の場合、全ての担当を一人で行うケースはカテゴリーによっては、稀であると言えます。実際に動画投稿をした事がある人は、その体験談をベースに小説を書く事も可能でしょう。動画投稿サイトではなく、小説サイトでWEB小説投稿者をベースにする事も、イラストサイトでWEB絵師を目指す的な作品に応用することだって可能なはずです。


「〇〇になりたい!」と言っても、叫ぶのは誰にだってできます。リアルで実現できる人もいるでしょうが、大抵の人はメジャーになる前に引退してしまう事もありますし、趣味でやっている人はメジャーになる事を望まない人だっているかもしれません。


小説を読めば「〇〇になれる!」を体験できる……そう言った意味で、小説と言うのは疑似体験を出来る場の一つと言えるでしょう。


今回の結論は「〇〇になれる! それを自分の小説で再現しよう」と言った具合です。

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