結局面白い科学部編
部活をやっていていろいろなことを思う僕。
なんだかんだ楽しいことばかりだ。
今日は珍しく顧問が理科室に呼び出してきた。
何か報告があるらしい。
僕はてっきり畑のことだろうと思っていた。
僕らが理科室に行くとそこには三人の見知らぬ生徒がいた。
「今日から入部する三人だ!歓迎してやってくれよ」
だんだんこの部活も人気が出始めていたのは知ってたけどまさか三人も来るとは…。
いきなりでびっくりする人はあまりいない。(僕はびっくりしたけどね)
それどころかなれなれしく会話をし始めている。
科学部の自由な性格が出てると言ったらいいのか常識が無さすぎると言ったらいいのか…。
とにかく自分なりに楽しもうとしている仲間たちが増えたのだ。
人数が増えてちょっとうれしい僕もいる。
人気がなく農業部と合併されてしまった科学部も捨てたもんじゃない。僕はいつの間にか誇りに思うようになった。
やっていることは全然緩い活動だけど。
月日がたつごとに見事科学部は顧問が困るほどまでに人数が増えていった。
その魅力に気付いてきたみんなは転部を希望する人も少なくはない。
でも結局大人数になっても科学部でやることは全く変わっていない。
どんなに目立たない部活でも僕らはこれからも科学っぽいことをしながら自由に過ごしていくのだ。
くだらなくて面白いこの時間、何をやっていてもたとえほかの部活より緩いと思われていても僕は楽しい。
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