第2話 出逢い
当時私は病院に勤務する薬剤師。
私達の出会いはありきたり。先輩の主催した合コンだった。
ただ違っていたのは、彼は主催側の人で、若い男の子を3人連れてきてくれた既婚者。私達は会社の同期3人組。
引かれてはいけない人に引かれてしまっただけ。それもありきたり。でも、それが人生を狂わせることがある。まだ若かった私は、既婚者なんてことはどうでも良かった。ただ、自分のタイプの人と近づきたかっただけだった。ふわっと漂ってくる彼の匂いが好きだった。
自分より15歳も年下の若い女の子でちょっと自分に気があるかも?と思えば、男なんてほいほい近づいてくる。会社のエリートだけあって、お金は持ってるし、私的にも拒む理由はなかった。
「割りきって付き合おう」という私の作戦だった。
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