しずく型の生き物が出てくる夢。

猫店。

第1話

外国人や昭和な感じの日本人がいた。


外国人は適当な話をしていて

なにを言っているかよくわからない


そのときは通訳もいた。

とても狭い赤い土を固めたような建物の中にいた


気付くと通訳や日本人とはぐれたようで

ひとりの外国人と私とのふたりだけになり

そこからまた別の外国人の集団のところへ連れて行かれた


どうも私は招かれざる客のような空気を感じた

気付くとその集団に囲まれ、じりじりと詰め寄られている

逃げたほうがいいかな・・・


ぎりぎりのところで足元の隙間をすり抜け逃げることに成功した


ひたすら無我夢中で走ると、

そこは今は使われていないのか

人のいない駅だった


そこに追手がきた

おそらく先ほどの外国人集団だと思う


私は自動改札機と自動改札機の間にうまいこと隠れられたと思った


ところがあっさりみつかってしまった

もうだめだとうずくまって捕まる覚悟を決めたところで意識を失った



そして意識が戻るとなぜか同じところにいた

どうやら無事だったみたいだ(都合のいい)


そして私の横には


≪マフィアが街に出現!!≫


と、書かれた広告のようなチラシが落ちていた。


私は彼らがマフィアだったんだと知る



駅ホームの線路の脇

(電車に乗るために普段並ぶところの下の部分にあたる)から


なにやら怪しい水色のしずくの形から足の生えた生き物が

細い鍼を手に持ちうろうろ(ぷよんぷよん)している

私の太ももくらいの身長だ


その生き物は私に近寄ってきた


私を点検という名目で刺そうとしているようだった


私は点検されると私が不健康なのがバレてしまう!

と恐れ、

鍼をその生き物から奪い取ろうとした


そしてそれはいとも簡単に奪えたが

その生き物と鍼はつながっていたのか


鍼を奪われたしずくのような生き物は突然動かなくなり

死んだように見えた


死んだように見えたというのは

そもそもあの状態が生きている状態なのかもわからなかったし

あれが生き物なのかもわからなかったからだ


私はなんとなく気まずいのでさきほどのマフィアのチラシを

水色のしずく型のそれに、そっとのせて隠した。


そこへしずく型の生き物の飼い主と思われる

青い道着を着た日本人風のとても小さなおじさんが現れた

とても小さいといっても身長が小さいというだけで

普通の人間サイズだ


その男は鍼を返してくれという

ん、鍼はこの男の物だったのか。


私は逆らってもこわいのであっさり返した


突然私は手や目や足を軽く刺された

(誰も刺して良いと言っていないのに!)


心なしか体が軽く、楽になった気がする


そうこうしているうちに

しずく型の生き物はどこにいるんだと聞かれた


チラシをめくって隠しておいたしずく型の生き物を見せたが

怒られなかった・・・



おしまい


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しずく型の生き物が出てくる夢。 猫店。 @nekot_en

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