シガフル
作:北見悠平
淡い光の中にある
君の描いた餅になる
夜空を翔ける星たちの
揺れる思いを繋いでる
猫が死ぬのが怖かった
君が死ぬのは怖くない
夢を見るのが怖かった
君を見るのは怖くない
そうじゃないんだけどって言葉
飲み込むのは何度目だっただろう
どうにもならない声だから
消えていくのが定めなら
積もって溶ける雪とかに
気持ちを寄せたらいいのかな
たくさんの死が降り注いで
すぐにここから居なくなる
もう帰らない人を思っては
ただ深くゆっくりと沈んでいく
そうしてまた冬がくる
旧世紀 黒楠孝 @karmax201
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