第8話 エデルガルト帝国に行く(前編)

摸神達は歩いた。


ここは平らな地形なのでそれっぽい町は、

見えている。


摸神「あれがヘンデルラルト帝国か?」


摸神は賢者に話しかけた。


賢者「エデルガルト帝国です!!」


怒るように言った。


エルドラドらしき者「そんな間違えかたをした奴はお前が初めてだ。」


エルドラドらしき者は笑った。


すると、摸神は大きな影に覆われた。


その影は、エデルガルト帝国の方に向かっていった。


摸神は上を見上げたがそこには何もなかった。


賢者「今の影は、形からいって青龍の親でしょう。」


賢者は冷静に説明をした。


摸神は

「龍!?ってなんでお前らは冷静でいられるんだ!!」

と言った。


二人(?)は

「いや、だっていつものことだから。」

と摸神に返した。


摸神は

「いつものこと~?」

と疑問に思った。


賢者は

「だってあそこは、モンスターの町「エデルガルト帝国」ですよ。そこに龍が来てもおかしくないでしょう。」

と返した。


そりゃあそうだろう。

なにせモンスターの町なのだから。

龍だろうが悪魔だろうが来ても普通だ。

摸神は、気づくまでに結構な時間がかかった。


摸神「マジかよ。(そういえば、多島はどうしているかな?)」


一方、多島は


グロミールの配下になったが、その翌日には

解放され、外に出られた。


多島「摸神を探すぞ。」


多島は気合いをいれて歩き出した。


だが、この世界の地理については何も知らず

迷ってしまった。


多島「ここはどこだ?」


っと言い放った時、近くでなにかしらの良い気持ちのしない音が聞こえた。


多島は草むらに隠れて顔を出した。

すると、10m位の身長を持ち、左目に爪の傷のついた赤い目をした熊がそこにはいた。


その熊の横には螺旋状の角を持ったシマウマが倒れていた。

その光景はまるで、弱肉強食を表現する様で、横にいるシマウマは肉と言う肉を次々と食べていた。


気がつくとシマウマは骨に変わっていた。

多島はその場から離れようとした。

すると、草むらが音をならした。


その音に反応して熊が多島方面に走ってきた。


多島は逃げるしか策はなく、ただ走り回った。


だが、多島が力尽きて、地面に尻をつき、

熊の方をみた。

多島の心は恐怖に充ちた。


多島(俺はここで死ぬのか)


熊は鋭い爪で襲いかかった。

多島は目を瞑り覚悟を決めた。


だが、いつまで経っても攻撃がこない。

目を開けてみると多島のまわりには、まるいバリアらしきものがはってあった。


目の前の熊はバラバラになり、地面に落ちた。


多島(何が起きたんだ?)


多島は混乱し、一旦その場から離れた。


???「genius二○二三、粉砕の森A地点からB地点に移動。「Slaughter Bear」を倒しています。どうしますか?ルルーシュ閣下」


ルルーシュ閣下「ころ...。いや、まだ追跡を続行だ。奴を、グロミールを見つけるまで続けろ。出来るだけ無傷で捕虜にしたい。」


???「わかりました。では、失礼します。」


ルルーシュ閣下「グロミール。お前に受けた屈辱、決して忘れはしないぞ。」

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