第24話 どうなんだろう?

 いつもは男らしく強気な彼が私は好きだ。でも、珍しく今日は弱ってるみたい……


 前を歩く彼は立ち止まり、後ろに振り向くと私の肩に頭をもたれながら呟いた。


「ごめん。少しだけ……」


 彼の力になりたい。彼を助けてあげたい。

 そう思った私だったけど、彼の髪からはフローラルフルーティの香りが、ギャル車の匂いか! って、位に甘ったるく香ってきた。


 臭いのよりは良いけどちょっと残念な気がした。

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