第4話 一緒に宿題やろうよ

 かっちゃん家のほうが学校に近い。

 なのに私の家まできてくれた。


「あのさあ、ゆい。一緒に宿題やろうよ」 

(えっ…)

 いつもなら誘われたらすぐにかっちゃん家に行くのに。

 なんでか「えっ?」って思ってた。


「うん。いいよ〜。お母さんに聞いてくるね」

 私が言うとかっちゃんは本当に嬉しそうに笑った。

「やったあ! ゆい〜。ここで待ってるからな。早くして〜」

 私はかっちゃんが持ってくれた通学バッグと上履き入れを受け取った。


 ちょっとだけ。

 かっちゃんの手が私の手に触れてドキッとしてる。


 なんか恥ずかしい。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます